最近就活生と話していてよくこんなことを聞かれます。
「求人票をみていて固定残業代40時間分と書いてあるのですが、
これってブラック確定ですかね?」
「毎日、2時間残業があるってことはブラックですか?」
「固定残業代って言ってる時点でブラックってことなんですかね?」
さて、皆さんはどう思いますか?
社会人の方ならば
「それだけではブラックかわからない」
と考える方が多いのではないでしょうか。
固定残業代の設定時間より残業少なければ逆にホワイトかもしれませんし
その時間以上にサービス残業を強要されるような職場であればブラックかもしれません。
残業時間がそのくらいとしても楽しく生き生きと働いている人が多ければいい会社だと思いますし、
残業時間が少なくても人間関係が悪く居心地が悪ければしんどい職場だと思います。
やはり、固定残業代の時間だけで判断するというのは無理がありますね。
試しに最近話題のChatGPTにも聞いてみました(笑)
AIも人生の選択における良し悪しや基準は示してくれませんでした。
そんなわけで結局のところ、
・色々な要素があってそれだけでブラックかは決められない
・月40時間の残業が多いと思うか少ないと思うか、許容範囲だと思うかは自分の判断次第
ということになろうかと思います。
ただ自分が判断するしかないと言われても
判断できないから困っているのだと思うので、
今日は一つヒントをご紹介しますね。
判断ができないと感じるときは…
悶々と悩まず判断材料(情報)を集めることだけ考える
当たり前のようですが、これにつきます。
就職して1日8時間、週5日働いた経験がない方にとっては
あまりに未知のことが多すぎて月40時間の残業というイメージがわかないのだろうと思いますが、
これがいわゆる「判断材料が少ない」という状態です。
(実際自分自身も就職の際、こんな怠惰な自分は8時間も働けるんだろうかと
真剣に悩んだこともあります。笑)
そんなときにブラックかそうでないかということを誰かに決めてもらって
安心したい気持ちもわかりますが
その場にとどまってブラックかどうか悶々と考えても永遠に答えは出ませんし
誰かの判断にのっかり、うまくいかなかったら誰かのせいにするという人生を生きるのももったいないと思いますから、
そんなときこそ情報獲得に向けてことを進めることが肝要ということですね。
例えば…
・月40時間の残業をしている人に話を聞きに行く
・逆にほぼ残業しない会社に勤めている人の話を聞きに行く
・仕事を楽しんでいる人と楽しんでいなそうな人に労働時間について聞いてみる
・アルバイトなどで1週間限定で毎日10時間働いてみる
・インターンにでかけて体験してみる
などなど、情報獲得の手段は考えてみればたくさんあります。
情報獲得に向けて動けるかどうかというところもまた難しさを感じることもあるかもしれませんが
そこは慣れもあると思うので、是非勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
(最初は無理せずできることからでいいので、階段を一つ登るつもりで!)
その上で、自分はこの仕事だったら(この会社だったら)このくらい頑張れそうと思うのか、
やっぱり時間的に無理!と判断するのかということになると思います。
学生のうちから、この「まず動く」ということができるようになっていると
社会人になっても一目置かれる存在になると思うので、
判断に迷うことがあったら是非思い出してみてくださいね\(^o^)/
PS 若者向けの応援チャンネルも始めました。
順次更新していくのでお楽しみに!
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人事コンサルタント
金森秀晃