先日スタッフと談笑している時のことです。
 「自分は習慣が定着するのが遅すぎるんじゃないかと感じてたんですけど、ちょっと理由がわかったんですよ。」
 と笑みを浮かべながら話していたので、どういうことかよくよく話を聞いてみました。
彼女は今年から新しい習慣を組み込もうと試行錯誤していたものの、上手くできなかったのだそうです。
 本人が感じていたこととまとめると
 ・年明けで案件が立て込みがちということで、新しいことにエネルギーを割く余裕が自分的にないと感じていた
 ・とは言ってもさすがにゼロにするのはダメだと思い、せめてもと簡易的にやるようにすることもあった
 ・どうしてもできない日は”そういう日もあるよね、今は時期が時期だし”とあまり考えないようにしていた。
 このようなことでした。
いかがでしょう?
 確かにこのような状態では、習慣化にはちょっと時間がかかりそうですよね。
 スタッフは「なんか毎年こういう感覚になってる気がするんですよね」とも言っていました。
 さすがに今年もこのままなのはイヤだなと感じ、
 なぜこうなるのか考えて見たそうです。
ザックリとまとめると”型を作らず・型にハマりにも行ってない”ということだと言っていました。
 具体的には
 ・習慣が定着する前に自分でやり方を色々と変えている
 ・仕事が忙しい、そうでもないといった外的要因に合わせすぎている
 ・習慣が1日の流れに溶け込んでいないというものだそうです。
スタッフは
 「忙しいとかお付き合いでっていう外的要因はこの先もなくならないですし、その中でも習慣をつけられるようになってないと何のための習慣なんだろう・・・?と自分がやってることに矛盾を感じたんですよね。解決したいことがあったらから新しい習慣を入れようとしてるのに、本末転倒だなと笑
 一定期間、理想の形で踏ん張ってみることもせず、最初から自分のやりやすいようにやっていたら、どのくらい無理そうなのか塩梅も測れないから修正もできないでしょうし・・・」と話してくれました。
このスタッフのように、私達は無自覚のうちに似たような望まないループに入ってしまっていることがあるかもしれません。
 ただ、なんとかしようと何度もトライするうちに問題意識を持ち、目的に立ち返り、
 自分のズレを認識し修正するループにも軌道修正できるのだと気付かされました。
 日々精進!
人事コンサルタント
 金森 秀晃
 