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将来不安への処方箋

将来不安への処方箋

先日インターネットにて、今の若者は組織への「不満」というよりも
将来「不安」のほうが強くなっているという記事を目にしました。

確かに、まだまだあるとはいえ
パワハラやセクハラなども少なくなってきたと思いますし、
長時間労働などに対する制限も強化されていますから、
労働環境への「不満」は昔よりは少なくなってきているのでしょうね。

将来不安というのは日本という国に対してもそうかもしれませんし、
所属する組織そのものが持続可能な組織なのかというところも含めてなのかもしれませんが
そうした漠然とした不安を解消するために、私たちはいったいどうしたらよいのでしょうか?

その答えはシンプルで

いつでもどこでも必要とされる自分になってしまうこと

に尽きると思います。

わかりやすいのは何度も這い上がる起業家という人種。
一度財をなした起業家がその事業で失敗したりして一文無し状態になっても
また新たに別の事業で成功を収めたりするところを見たことがあると思いますが
不安定に見えつつも、実際はとても「安定」していますよね。
(お金の稼ぐという技術やマインドセットをもっているから、
お金が一時的になくなってもまたすぐ生み出せるという意味で)

ただこれは何も起業家や経営者に限った話ではなく
社会人(ビジネスマン)であれば全員同じことが言えると思います。
仮に今所属している会社が傾いた時、
今までと同じ給料を払うことができないと言われた時、
沈まない船(会社)に乗り換えられるかどうかはあなたの実力次第です。

ではどうすれば
「いつでもどこでも必要とされる自分になってしまうこと」
ができるのか?

最も簡単で、今すぐできる方法は

今の仕事に熱中すること

だと思います。
(がっかりした方もいるかもしれませんね。笑)

今の自分の目線でつまらない「お仕事」だと言って割り切らず、
「こんなものに熱中する価値もない」とも決めつけず、
「割に合わない」と損得勘定せず、
まずは今目の前にある仕事に熱中してみることです。

かくいう私も昔は会議のための資料整理などを
「くだらねぇ。なんで俺が」とか「めんどくせぇ」と思っていたくちなのですが(笑)
あの時上司からその姿勢を見抜かれて根性を叩き直していただかなかったら
今頃ろくな社会人にはなっていなかっただろうと思います。

なぜなら当時の私からみた「くだらねぇ」仕事の中に
「仕事で成果を出すための黄金律」がたくさん隠されていたからです。

相手の興味関心のある情報を提供するためのプロファイル力、
興味のない相手に興味を持たせるための仕掛け、
成果を出している人が好む資料のまとめ方、
これらは「やっつけ」でこなしているだけでは絶対に発見できなかった
仕事で(簡単に)成果を出すための黄金律でした。

将来不安を解消するには、将来に備えて色々準備をすることなども大事ですが
まずは今の仕事に一度は熱中してみること、
その気づきを携えて次のステージにいき続けること、
これが一番手っ取り早い不安解消法になるのではないでしょうか。

そうはいっても熱中できない…とか、
熱中していいかわからない仕事だとか、
色々とお悩みはあると思いますので、
そうした疑問に対するお答えをオンラインサロンなどを通じて発信しています。
興味があったらぜひのぞいてみてくださいね。

 

人事コンサルタント
金森秀晃

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