「勉強してるんですけど、仕事に還元できてない気がするんです。」
こういう相談を部下から受けたら、なんと答えますか?
上司からすると
”いやいや、気持ちの問題!お尻に火が付いてないだけだよ・・・!”
と内心ヤキモキしてしまうかもしれません。
確かに社会人たる者、コトが起こらなくても自ら学び
自分の果たす役割や仕事に還元できるように研鑽する。
これがスタンダードですから、ごもっともだと思います。
一方、部下側の話をきいてみると
・仕事で使いそうな用語を覚えるというような、テスト前の暗記型の勉強をしている
・実際に使えると思える場面がほとんどなく、身についている感じがしない
のだそうです。
このことから、もしかするとやる気や勉強云々の前に課題が見つけられないからという可能性がありそうですね。
ゆえに、とっかかりが見つけられず、効果のない勉強に時間を費やしてしまうのかもしれません。
今回はこれを解消するポイントをお伝えしたいと思います!
絶対に外してはならない!といっても過言ではないのは
”何をどうしたいのかを明確にさせる”ということです。
理想と現状のギャップを設定させるということですね。
本来、勉強はこのギャップを埋めていくためにやるものだからです。
明確にさせる時には
「○○(現状)なんだけど××(理想)にしたい」
「○○を××にしたい」
というように現状と理想の2点を入れさせましょう。
逆にこれをやらずに勉強に着手すると
・勉強することに満足したり、義務感が出てきて継続できない
・勉強が仕事に還元できているかを測れず、理想に近づけることができない
ということになります。
闇雲に動く前に課題を明確にする。
そうすることで部下は勉強は課題を解決し目標に向かうための手段のひとつだと理解を深めることができるそうですね。
単に勉強法等のハウツーを教えるのではなく、どこに向かいたいかを定めることが
結果的に部下の生産性を高めるのだと思います。
ぜひ活用なさってみてください!
人事コンサルタント
金森 秀晃