スマホ普及率が9割以上になり、
一億総批評家時代と言われるようになって久しいですね。
指一本で情報を簡単に入手できるようになった反面、
何が正解なのか?は明確にわからない(´д`)
そんな不安定な時代背景もあってか自分で自分の
存在価値や権利主張をしないと、人としての存在価値すら
薄らいでしまうような漠然とした不安を感じる。
またなんだが自分ばかり損をしている気分を
味わう方が少なくないように思います。
今回は、漠然と「私ばかり損してるな・うまくいってないな・・・」と感じている時に
心が軽くなる言葉をご紹介したいと思います!
”この世に客に来たと思えば何の苦もなし。”
これは安土桃山時代~江戸時代初期の激動の時代を駆け抜けた
東北の戦国武将、伊達政宗の『五常訓』に記されている一節です。
「この世に客として来た」
少々オーバーかもしれませんが、こんなふうに考えてみると、
思い通りにいかないことがあっても、少し余裕をもって受け入れられそうじゃありませんか?
例えば、自分がお客として他人の家に招かれた(=この世)時を想像してみると・・・
せっかく出してくれた食事が多少口に合わない(=思い通りにいかないこと)だけで
「不味い、なにこれ?!」とはよっぽどのことがない限り言わない人の方が大半ではないでしょうか。
自分のために作ってくれたんだし、とむしろそれに感謝を伝えるかもしれませんよね。
物事を自分主体で考えすぎると、思い通りにいかないことに対して、怒りや焦り、傲慢さが生まれてしまいがち。
むしろ、客として「自分を迎えてくれている」くらいに考えておけば、
常には難しいかもしれませんが、多少のことがあっても笑顔でスルーしたり
逆に相手に訪問者として礼を示す振る舞いがとれるかもしれません。
自分のためにこの世があるのではなく
自分は迎え入れてもらってる存在だという視点を持つ。
上手くいかない事象は変わらないかもしれませんが、
自分の視点が変わることで上手くいかないは思い込みだったかも・・・?!
となるかもしれません。
参考になりましたら幸いです!
人事コンサルタント
金森 秀晃