料理研究家の土井善晴さんをご存知でしょうか。
メディアにも度々登場し、2016年に『一汁一菜でよいという提案』を出版。
ベストセラーにもなっている方です。
一汁一菜の考え方がジワジワと浸透し
「栄養バランスを考えなきゃ」
「レシピのレパートリーがなくて困っている」
「品数が少ないと家族からいわれるけど、忙しくて」
などと頭をひねる方々から「救われた」と多くの反響があるのだとか。
先日、弊社のスタッフが具だくさん味噌汁を土井さんが作る動画を
偶然見ることがあったそうで、
「何かのプロになっている方は、言動に”願い”が込められている気がしました!」と話してくれました。スタッフが感じた”願い”は
「~ねばならない」からの開放なのだそうです。
話してくれたことをまとめると下記の3つになります。
▼思い込みからの開放
レシピを参考にすると、書いてある通りの食材を揃えねばならない気がしてしまいますよね。
これは”普通はこうだから”という無意識から来るものかもしれないとスタッフは言っていました。
”普通”味噌汁に入れないよな・・・というものも入れていい。
動画内ではピーマンを種ごと入れていたそうです。
▼手段からの開放
食材を切るときは、条件反射のようにセットでまな板を・・・となりそうですよね。
手段はなんでも良いと土井さんは解いていたのだとか。キッチンバサミでも手でちぎっても。
切らずに丸ごと入れても。
▼セオリー依存からの開放
味噌を入れたら味噌汁を沸騰させないようにしなければならない。
味噌の風味を損なわないようにするため、セオリー的には沸騰させないんだとか。
ですが今回は具の旨みをしっかりと出して、相対的な風味や味をいただくためグツグツ煮立たせていたのだそうです。
料理という、大半の方が日常的にしている行為には
こんなにも奥深さがあったのか(゜ロ゜)という驚き・・・!
多くの方々が悩んでいることから開放されるように”願い”を込めながら
携わっているからこそ長きに渡り第一線で活躍なさっているのかもしれませんね。
日々精進!
人事コンサルタント
金森 秀晃