期日に間に合わなかった時の部下の言い分TOP3に入るであろう
「時間がなくてできませんでした」
実際は、”あの案件量や内容だったらやむを得ないか・・・”と理解できる場合が大半かもしれませんね。
(もちろん、たとえそうであったとしても上司として求めていかなければならないのですが)
反面、ごく少数ですが”どう考えても今の仕事量と難易度だったら、時間がないはずはない”という部下も一定数いると管理職の方から伺ったりもします。
みなさん「本人にやんわりと伝えてみても、
当人としてはベストを尽くしてるつもりだから
逆に”私が厳しいとか無理を言ってくる”みたいな
感じになっちゃってね」などと苦笑交じりで話してくださいます。
今回は時間がないからできない、と思い込んでる部下へのアプローチのコツを共有したいと思います!
ザックリというと、本人に”制限を与える”というものなのですが
主な要素としては二つあります。
▼時間制限:時間を区切らせ、時間は作るものだと気づかせる
「時間がないから」と発する時の深層心理的には
「いつか時間ができるだろう」という期待が少なからずあります。
ただ、悲しいことに時間は自ら作ろうとしなければ”いつか”に充てられる時間はなかなかないものですよね。
▼行動制限:ORではなくANDでタスクを進めさせる(できれば「目的」を明確にして。)
私たちが仕事を進める時によくやってしまうのがAかBどちらのタスクをやろうかとトレードオフになることです。
ココで敢えて「AとBを両方同時に進める」という事にトライさせてみてください。
すると、ブログの構成が営業のプレゼンと同じだという事に気づくなど
別物だと思い込んでいたことが実は繋がっているという事が分かり始めるでしょう。
いかがでしょうか?
「時間がないから」という言い分を受け入れつつも
本人が思い込んでいる制限も見抜き、自由にする。
これが上司の方々をラクにし、ひいては生産性向上に繋がると思います。
ぜひお試しください!
人事コンサルタント
金森 秀晃