「自己啓発本やビジネス書などはよく読むのですが、
小説なんかはあまり読みません。読んだ方がいいんですかね?
金森さんはどんなジャンルの本を読みますか?」
最近、何人かからこんな質問をいただいたので、
少しブログに書いてみたいと思います。
何が良い、悪いということは当然ありませんが
いずれも目的次第なのかなというのが私の意見です。
(当たり前といえば当たり前なのですが!笑)
例えばですが
何か仕事でできるようになりたいことがあるならば
ビジネススキルの本や業界のことがわかる書物になるかもしれませんし、
誰かを理解したいという目的ならば
その人に近い立場の方が書かれた書物を手に取るかもしれません。
自分の見識や世界を広げたい、自分と異なる価値観や
意思決定プロセスの人の考えを知りたいという目的ならば
自分だったら絶対手に取らないと思うようなジャンルの書籍を
手に取ってみるということもあるかもしれないですよね。
はたまた、人間の弱さや強さを知ったり、人の心の機微を知るためには
その世界観に没入できる小説などがよいのかもしれません。
私といえば!
本当に様々な目的で書籍を手に取るのですが、一番はやはり
「自分の価値観を壊すため」というのが大きいように思います。
「今の自分が考える面白い」「今の自分が思う必要性」という枠に囚われず、
自分の価値観を壊し続けられるような方々は
いつまでも若々しくてかっこいいですし、
何より社会的に大きな付加価値を生んでいる方が多いと思うからです。
そのために伝記、手記、哲学、自然科学、自己啓発、ハウツー本、
知らない業界の業界雑誌、海外の新聞、小説などなど
様々なジャンルの書籍(文章)に触れるようにしています。
時にはちょっと自分が手に取ることははばかられるライトノベルのようなものも!笑
表紙をみて「う-ん、ちょっとこれは読む気になれないなぁ」と思いながらも、
読み進めるうちにその面白さに気づいたり、
自分とは違う世代・性別の方に評価される理由に気づいたりすることもあります。
そういう意味では、一番効果的でないのは
「目的もなくただ本を読む」ということなのかもしれませんね。
「誰かに言われたから宿題のように読む」というのが一番もったいないと思います。
(ちなみにリラックスのために目的もなく物語を読む、などは
逆に目的がはっきりしているのでいいと思いますよ!)
会社の課題図書などがあった場合も是非、宿題のように読むのではなく
何かしら目的を抱いて読んでみると新しい発見があるかもしれません。
是非、自分なりの目的を抱いて素敵な読書ライフを送ってください(*^^*)
人事コンサルタント
金森秀晃