日々、研修やコンサルティングでお客様とお話させていただくと
自分も含めて人材育成の手強さ、そして奥深さを痛感します。
慢心してはその壁に立ち向かえないので
常に知識をアップデートし続けねば!と学びの毎日なのですが
先日目にしたとあるセミナーのスライドが
とても印象的だったのでブログでもシェアしたいと思います。
それは株式会社イマジカデジタルスケープというクリエイターの人材派遣の会社で
トレーニングディレクターを務める林 真理子さんの発表でした。
『今どきの若手育成にひそむ3つの思い込み』というテーマだったのですが
その中の思い込みの一つに「結局は本人のやる気とセンスだ」が挙げられていました。
(人材育成の話題では、よく耳にするフレーズですね!)
林さんは落語家 七代目(自称五代目)の立川談志さんのこんな言葉を引用。
「よく芸は盗むものと云うがあれは嘘だ。盗む方にもキャリアが必要なんだ(中略)
教える方に論理がないからそういういい加減なことを云うんだ」
ビンタされたように思い込みから目を覚ます言葉!!Σ(っ °Д °;)っ
この引用のあと、林さんは
「教えたほうが論理性も精微化して能力も高まるし、
信頼され人望も集まり、市場価値も上がる。」
とまとめていたのですが、本当にその通りだな…
と読みながら頷きが止まりませんでした。笑
ただただ、自分のやりやすいやり方で伝えていては
一方的で相手は「理解した」になることは難しい。
それぞれの部下に合わせ、一つのことであっても
何通りもの教え方が生まれるかもしれません。
そうした試行錯誤をやっていれば、たしかに市場価値も
非常に高い、引く手数多な人材になれますよね。
でもマネジメントが簡単でないことも事実だと思います。
もし、マネージャーの旨味を実感できていない
と感じることがございましたら
オンラインでもご相談受け付けていますので
お気軽に担当コンサルタントへご連絡くださいね!
人事コンサルタント
金森 秀晃