外部研修を初めて導入検討する法人様との商談中、
「そもそもスタッフが研修に興味がなさそうだし、こういう場合はやってもあまり意味がないんでしょうか?」というお話を弊社のコンサルタントが伺うことがあるそうです。
進化論で有名なダーウィンは”この世に生き残ることができる生き物は、力の強いものでも、頭のいいものでもなく、変化に対応できるものだ”という旨の言葉を残しました。
ビジネスシーンで生存競争というとちょっと物々しいかもしれません。
ですが組織や個人が変化を恐れず、新しいことに挑戦し続けることがいかに重要な意味を持つか想像に難くないと思います。
先述したダーウィンの言葉から連想すると、研修のような「場」を設けることの目的は、変化の必要性(例:リーダーとして、新人として等)を当人らに認識させるということだと思います。
もし自組織で研修が意味がないと感じているスタッフが大半である場合、
もしかすると社員には
・どうせ意味ない(現場至上主義、根性論で解決するもの)
・自分たちに課題があるから研修受けさせるんだろうという無言のメッセージを感じている
などといった可能性があるのかもしれません。
これに対し、研修担当者や上司側が日頃からできることとすると
・課題を明確にしておき、どうにかしたいという欲を高める
・課題になっている理由を他者や環境以外でどんなことがあるかを考えさせるというのが考えられます。
つまり、変化への欲を掻き立てておくということですね!
研修は人材育成のため、知識習得のためなど様々な目的で用いられる手段のひとつに過ぎません。
もう少し概念的に目的を捉えると、変化に強い人材を育成して組織を強くするために用いるものと捉えることができるのではないでしょうか。
ぜひトライなさってみてください!
人事コンサルタント
金森 秀晃