コンサルティング事業部の宮尾です。
本日は私が金森社長のブログをジャック致します!
先日、世界初の若年性レビー小体型認知症・当事者による闘病記録、
『私の脳で起こったこと レビー小体型認知症/樋口 直美著』
を読みました。
(わたしは恥ずかしながら病名も本で初めて知りました…!)
この本を通じて、強さと弱さは二律背反ということに気付かされたので
その内容をシェア致します。
認知症の中で最も多いのがアルツハイマー型認知症、
次いで血管性認知症、最後にレビー小体型認知症・前頭側頭型認知症の割合なんだそう。
レビー小体型認知症はうつ病、パーキンソン病などと間違えられ、
処方薬で悪化することも少なくないらしく
書籍の中でも著者が「うつ病と誤診されていた」と言っています。
以前であればありえなかったケアレスミス、幻覚、自律神経症状…
想像を絶する闘病生活が日記で記録されているのですが、特に印象的だったのが本文中の以下の言葉です。
「『私には、もう未来はない、滅んでいくだけ』という気持ちと
『負けと思ったら負けてしまう。病気でも元気に生きるんだ』と思う気持ちがいつも共存している。
シーソーのように片方が上がったり、下がったり。いつも揺れている。」(樋口,2022年,P111)
この文章を読んで、樋口さんのような難病で死を間近に感じていなくても
多くの人が弱い心と強い心、両方と共存しているんだろうなと考えさせられました。
もっと頑張ろう!と思えるときもあれば、二度と立ち向かえないかもしれない…と
自分でも信じられないくらい落ち込んでしまうこともありますよね。
弱い心の割合が全体の多くを占めているときもあれば
強い心の割合が全体の多くを占めているときもある
そんな風に考えれば、落ち込んだときに「ふむふむ、いま、自分は弱い心のほうが大きいのだな!」
と客観的に自分を捉え、強い心を復活させるための対処法をとることができそうです。
最近の金森の記事『完璧主義者必見!上手な戦略的撤退の考え方』
にも自分との対話が推奨されていましたが、樋口さんの記録をみて改めて自己対話のパワーをひしひしと感じました(*^_^*)
よりよく共存し、そして強い心を強化しコンサルタントとして
お客様に貢献するためにも、自分との対話力を鍛えて参ります!
コンサルティング事業部
コンサルタント
宮尾 知花