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これからの時代に求められるのは「〇〇上手」な人材!?

これからの時代に求められるのは「〇〇上手」な人材!?

先日、安倍元首相が核の共有化について
「この世界はどう安全が守られているのかという現実についての
議論をタブー視してはならない」
と発言したことが話題になりましたね。

中身についてはここでは主題ではないので詳しく書きませんが、
日本にはなんとなく
・「臭いものには蓋をする」
・「議論する=そうなると思い込む」
文化があることには、私自身強い違和感を覚えています。
(この場合は、核兵器は話題にもしていけないという考えや、
核兵器について議論をする=核を持つことになるというような思い込みのことですね。
議論の結果、やはり無しなら無しで価値があると思うのですが…)

なぜなら本件に関わらずすべての事象において
「タブー視」はある種の「思考停止」だと思うからです。
思考停止の先にあるものは、事態の悪化しかありません。

例えば、あなたの愛する子どもが「引きこもり」状態になったとしましょう。

それをご家族や友人が「タブー視」するようになったら、
引きこもり状態が改善される可能性は日に日に小さくなっていくように思います。
社会との接点が少なくなり、脱することがどんどん難しくなっていくでしょう。

逆にタブー視することなく、例えばですが
「引きこもりしてるなら君の部屋で遊ぼう」
「引きこもってても楽しめるゲームを一緒にやろうよ」
と言って遊びに来てくれる友人の存在があれば
外の世界とのつながりは保たれ、少しずつ快方に向かう可能性は
あるかもしれません。

親もタブー視することなく、
引きこもっている状況について話題にあげて
本人の思いを聴いたりする場を作ることで
(それができない状況も当然あると思いますが)
すぐに「引きこもらない」という選択にならなくても、
今は引きこもる時間が必要だとなればそれで前に進むきっかけが
作られるかもしれません。

これは一つの事例ですが、他の問題でも十分に転用できることかと思います。

環境の変化とともに組織も個人もどんどん変わっていくことが求められる時代ですから、
色々な問題をタブー視せず
(もちろん人が関わることであれば当事者の心のケアなどは必要です)、
「議論」をもっとフラットな手段として捉え、
「議論上手」になっていかねばならないのかもしれませんね。

そうした議論上手な人材は、混乱期の組織において
非常に重宝されることになるでしょう。

私も油断すると臭いものには蓋をしたくなったり
すぐに思考停止になってしまうのですが、
「議論上手」を目指して頑張りたいと思います(/ω\)

人事コンサルタント
金森秀晃

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