「あなたの怖いものはなんですか?」
と聞かれたら、なんとこたえますか?
先日スタッフと談笑していたときに、
この質問が話題にあがりました。
おばけ
老化
大切な人の死
など様々な意見が出てきました。
お笑い好きのスタッフが
この質問をみんなにしてくれたのですが、
売れっ子芸人の登竜門のひとつ、
M1グランプリ2021で優勝した
錦鯉というコンビの長谷川さんという方が、
同じ質問をされた時に印象深い答えを言っていたんだそうです。
長谷川さんが怖いと言っていたのは”慣れ”。
スタッフから聞いた情報によると、
長谷川さんはM1歴代優勝者至上、最年長の49歳!!
(エントリーするのは20~30代の若手芸人が大半なんだそう)
売れるまでに20年以上アルバイトで生計を立てていて、
仲間内で100円単位でお金を貸し借りするくらい生活に困窮していた時期もあったのだそうです。
最初は辛いとか、絶対に抜け出してやる!と意気込んでいても、
こういう状態が日常になると、これも悪くないかな・・・
と慣れてしまう自分が一番怖かったのだそうです。
スタッフは
「自分は怖いものは自分の外側にあるものばかりだと思っていたけれど
このエピソードを聞いて、最も恐れを持っておくべきことは
自分の中にあるものだと気づかされました。」
と言っていました。
いつもありたい姿や何かを追求し続ける
難しさを体感していたからこそ、慣れにいち早く気づき
修正するという動的なプロセスに身を置き続け、
王者の座を手にすることが出来たのかもしれませんね。
陥ることに抗うことなく
陥るのが人間。
そんな前提を持って何事も挑んでいきたいですね!
人事コンサルタント
金森秀晃