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「居心地が良い時ほど環境を変えるべき」の謎に迫る

「居心地が良い時ほど環境を変えるべき」の謎に迫る

皆さんはどんなときに「環境を変えたい」と思いますか?

ある人は、
「居心地が悪い、うまくいっていないから変えたい」
と考え、

ある人は、
「居心地が良い、うまくいっているからこそ変えたい」
と考えています。

どちらが「一流」のあり方か?

実は、答えははっきりしています。

後者の「居心地が良いから変えたい」と考えている方が一流のあり方であり、
現時点でも成果を出しやすかったり、選択肢の多い人生を歩んでいると言われています。
(もちろん全力で逃げた方がいい時もあるので無理はなさらず!)

今日はそのカラクリについて少し解説をしてみたいと思います。

例えば皆さんが仕事で経験を重ねていくと、
お客様から頼りにされたり、
直接感謝の言葉を頂いたりすることがありますよね!

人から頼られ役に立って、感謝されるという甘い体験は、
心を満たしてくれますし、何にも代えがたく、手放しがたいものだと思います。
(これは上司と部下の関係でも同じことが言えるかもしれませんね)

これ自体は悪いことではありませんし、
むしろお金以外のところでも仕事への深い満足感を得て、
その経験が主体的なレベルアップまでも促す
という意味では非常に素晴らしいことだと思います。
また、頼りにされるくらい自己研鑽に励んだ過程も
当然評価に値することでしょう。

ですが、その甘い時間を享受し続けることで
お客様から感謝されることがいつしか「当たり前」になり、
それを期待するようになったら、
ビジネスマンとしては「二流」と言わざるを得ません。

なぜなら、感謝されるために仕事をするというのは、
自分の居場所を作るためのようなものであり、
感謝されなければ不満に思ってしまうという
傲慢さをはらんでいるからです。

だからこそ、自分が今感じる心地よさや満足感には
常に健全に疑いの目を向けておくことが重要だということですね。

居心地がよいというのは、自分の弱さの種に気づくサインでもあります。
まずは居心地の良さを感じる心から、自分の弱さの種に気づき、
それが発動しにくい環境に身を置く習慣をもっておくと、
それだけでどんどんできることが増えて、
自然体で成果を出しやすい状態を維持できるということになりますね。

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人事コンサルタント
金森秀晃

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