今年の1月～3月にかけて、社会現象にもなった『PUI PUIモルカー』という作品をご存知でしょうか？
1話がわずか2分40秒という短さながら放送終了後にはtwitterのトレンドに
かならず入り、無料配信期間のyoutubeの再生回数は200万回を超えるなどの
記録を樹立したストップモーションアニメです。
社員の中にも親になったり、生徒さんの中にも子育てに奮闘する方が多く
たくさんの人から勧められ、子供向けと油断してみたら、とてもかわいい映像と
人間社会に対する皮肉もあったストーリーでついつい見入ってしまっていました(*´ω｀*)
数あるモルカー伝説の中でも、僕がひときわ感動したのが映画版モルカーにおける仕掛け！！
コロナ禍で映画館もたくさんの制限が課されていましたが
応援上映※というひとつの文化となりつつあった映画の楽しみ方もこれまで通りは当然NGでした。
（※応援上映＝通常であればマナー上、基本的には静かにしなければならない映画館において
大声を出すことが許可された特別な上映回）
無発声という制限が課された以上、応援上映は難しいのでは？と考えると思います。
しかし、モルカーは「揉むとモルカーの音がなるボール」を特典に付け
見事観客が上映中に「無発声」で「応援できる」環境を実現！！！
これを聞いて、心のなかでアッパレ！と叫んでしまいました。笑
子どもたちは大好きなモルカーを大画面でみることができ、さらに
手元にあるモルカーを模したボールで、作品に出てくる音とそっくりな音を
自分で鳴らしながら楽しめる…！
制限を物ともせず、そして作品の世界観を崩さずに、作品を好きな人達と楽しめる
空間を実現した舞台裏にいるたくさんの大人たちを想像して、感動しました！(^^)
制限があると、どうしても「ない」ことを理由にして
行動することも勝手に諦めてしまいそうになりますが
制限があるからこそ、試行錯誤し、結果として人の心を動かしたり
思いも寄らない成果が得られる…ということをモルカーに改めて気付かされました！
年末に差し掛かり、今年もあとちょっとしか「ない」…！と思わずに
制限を楽しんで仕事を収めたいですね＼(^o^)／
人事コンサルタント
金森秀晃
