年間600件以上の研修をやっていると、ものすごいスピード大きな変革をきたすクライアントと、とてもゆっくりな変化のクライアントが出てきます。
(もちろん全く変わらないということはないのですが、変化のスピードや定着度には大きな差が出るのも事実です)
私たちとしては当然どのクライアントにもベストを尽くすわけですが、その差がどこからくるのか?
今日はその点について解き明かしていこうと思います。
もったいぶって書きましたが(笑)、実は答えはとてもシンプルです。
上位管理者がその研修内容を推進・実行しているか否か?
これに尽きます。
とりわけ伸びるのは、主任・課長(科長)クラスの研修などに事務部長や看護部長自ら参加し、ワークに加わり、何なら一番前のめりになって受講なさるようなところです。
「君たち(できていないから)しっかり学びなさいよ」というスタンスではなく、上位管理者自ら参加し「気づき」を得て貪欲に実践する姿をみて、受講者の方々は「あぁやってやるんだ!」「あ、この前研修でやったやつだ!」と続々と行動を起こしていくという構図です。
さらには、「研修の時に先生が~って言ってたけど、今まさにこれが使えるよね」と共通言語化していく推進者(上位管理者)がいると、研修の成果は確固たるものになります。
こういうところは強いですね!
逆に、「君たち(できていないから)しっかり学びなさいよ」スタンスのところは、受講者が研修に挑む姿勢も罰ゲームのようなモードから始まる可能性が高いので(笑)、変化したいという前向きモードに至るまでになかなかの時間を要してしまいます…( ;∀;)
仮にその研修に参加していないとしても、受講者の感想や学びをヒアリングし「それはいいことを聞いたね、その通りだと思うからやってみよう」と推進してくださるようなところも非常に変化が早いですね。
特に、組織のトップである院長先生がそういうスタンスですと、短期間にものすごい勢いで変化します。
この構図ができているかいないかで成果が大きく変わってくるということを考えると、せっかく皆さんの貴重な時間とお金をかけて研修をなさるわけですから、講師を務める側と内部で定着させる側でしっかりとタッグを組んで、成果を確かなものにしていきたいと改めて思った次第です。
研修効果に悩んでいるという方の参考になれば幸いです♪
【追伸】
そうした組織の悩みをシェアできるような場をと思い、オンラインコミュニティを始めました!(^^)!
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人事コンサルタント
金森秀晃