コロナワクチンの普及に伴い、コロナも徐々に終息していくのかなと思っていた頃が懐かしい、金森です。
第5波ということで、一層大変な状況を迎えておりますが、ここではコロナ渦における「管理者の方のマネジメント」について、一つお伝えしておきたいと思います。
それは、コロナ渦によって孤独を味わい、精神的に追い詰められている管理者が増えているという事実です。
(管理者に関わらずともいえると思いますが、管理者層は余計にそうだと感じますね)
その背景には、テレワークがメインになったり(医療・介護機関ではそういうことはありませんが)、
研修がオンラインになったり、飲み会・懇親会ができなかったりする状況下で、
管理者同士の「非公式の雑談」の機会が減ってきてしまっているという事情が大いにあると思います。
仮に、管理者同士の会議があったとしても、皆さんお忙しいですから、よほどのことがない限りは業務の話に終始してしまいますよね。
「人事部に相談するまでのことではないんだけれど…」
「看護部長に相談するまでのことではないんだけれど…」
「なんかうまくいかないけど、仕方ないか…頑張ろう」
「他の人ってどうしてるんだろう…」
「ストレスはたまるけど管理者だから仕方ないか…」
こんなちょっとしたモヤモヤや疑問、懸念を消化しきれず、コロナとの闘い2年目を迎えているわけです。
1年以上もこのようなモヤモヤを抱えていると、本人も気が付かないうちに気持ちに陰りが出てきたり、中には鬱一歩手前のような方も出てきたりしてしまいます。
真面目な方であればなおさらですね。
だからこそ、正式な会議以外にも、意図的に、管理者同士の課題共有、困っていることの相談会、オフ会のようなものを積極的に取り入れていただくことをお勧めしております。
(オフラインの方がもちろん効果的だとは思うのですが、オンラインでもできますよね)
また、場合のよっては組織としてカウンセリングサービスと契約し、気軽に悩みを話せる環境を整えておくということが重要になってくると思います。
組織内でというのもありですが、それこそコロナ対応で管理者の上席も忙しかったりするものですから・・・
医療従事者の方は特になのですが、「自分より大変な人がいるから」という理由で、自分の悩みをなかったことにしてしまう人が多い印象です。
そういう意味では、自由にカウンセリングサービスを使ってね、ではなく、
半強制的に場を設けて「もし話すことが本当になかったらすぐ終わりにしてもいいからね」というようなケアの仕方をされているところも増えてきましたね。
しばらく終息しそうにないコロナ事情も踏まえて、相談相手がなかなかいない管理者のマネジメント、ケアについて、改めて考えてみてもよいかもしれません。
そうしたケアの体制などについてのご相談も承っております。
お気軽にお問合せくださいね♪
人事コンサルタント
金森秀晃