弊社では社員が持ち回りでスピーチをしているのですが、
先日あるスタッフが家族とのエピソードを話してくれました。
そのスタッフには妹がいて、彼女には10歳と5歳になる息子さんがいるそうです。
先日電話をした時に、
もう10年か早かったねなどと労っていたら、
妹さんがポツリポツリとこんなことを話してくれたそうです。
「最初は今までの生活と180度変わったことに全然ついていけなくて・・・。
全てを赤ちゃんのための時間に費やさなければならないし、当たり前だけど
全然思うようにできないし。考え方が間違えてることは自覚あるけど、
なんで自分ばっかりこんなに大変な思いをしなくてはならないんだと思ってたもん(´д`)笑」
スタッフはなんとなく察していたものの、
本人から当時の思いを具体的に聞いたことがなかったので、
そのまま黙って聞いていたそうです。
スタッフの妹さんは、なぜ自分はこんなに不満でいっぱいなんだろうと疑問を持ち始め、通して気づいたことがありました。
それは育児に対して、自分は主人公になっていなかったということです。
育児をやっているのではなくて、やらされていたと気づいたのでした。
そう気づいたきっかけは、姉であるスタッフから
「誰のために育児をやっているの?」と尋ねられたからだったそうです。
それまでは、育児は生まれてきた子供のためにやっていると思っていたけど、
誰かに頼まれてやってるわけじゃなく、
自分で産むと決めて母親になったことを思い出し、
子供のためでもあるけど、自分のためでもあると思い直せたそうです。
「ほんと、自分の人生の主人公が自分じゃなくなるところだったよ」
と笑いながら言っていたそうです。
そう思い直してからは、
子供が幼稚園に行きたくないと毎日グズっても、
家族全員がインフルエンザで寝込んでも、
大変だと思うこともネタに思えるようになったそうです。
スタッフは、
「妹は子供ができたから強くなったんだと思っていたんですが、
自分の人生の主人公になると決めたから強くなったんだと気づきました。
なにかコトが起こったときに、主人公としてどうしていきたいか?
小さなことからでも決断していくことで、
与えられた選択肢から選ぶだけじゃなく、
楽しもうとする選択肢を作ろうとしたり、
入ってくる情報が変わってくると学びました。」
とスピーチを締めていました。
組織に属していても
子育てに奔走していても
上司に言われた仕事をしていても
”人生における主人公は自分”というのは
前進するための鍵になりますね(^0^)
人事コンサルタント
金森 秀晃
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