みなさんが最も尊敬する人、もしくは最もあなたに影響を与えた方はどなたでしょうか?
ご両親、友人、先輩、上司、後輩、もしくはお店の店員さんなど色々な方が思い浮かんだことと思います。
実は先日、この話題で社員と談笑している際に、ある社員からこんな話を聞きました。
同じ事象をみていたり、同じ人をみていたとしても、
どこにスポットライトをあてるかによって解釈は大きく変わる
ということを実感させられるエピソードだったのでご紹介させていただきます(^o^)
「私の尊敬する友達の一人に、とてつもない博愛の精神と寛容性をもった子がいるんですよ。
同じ人間と思えない程、何を言われても、何をされても、
明るいユーモアにして切り返す子で、本当にすごいなって学生のときから思ってました。
人の悪口とか、一度も聞いたことないですし。
一方で、人の悪意を感じ取れないとしたら騙されたりしないんだろうかとちょっと心配もしてました。
でもそれは杞憂でした。悪意を感じ取れないんじゃなくて、
彼女には人を無条件に肯定的に見るという才能があったんです。
というのも、最近その子に電話して聞いてみたんです。
“●●はさ、なんか腹たつこととか、ムカつくー!ってなることないの?”
と。そしたら、
”えーそりゃやっぱり悪意を向けられたりしたら嫌だし
マナーが悪い人とかには腹が立ったりするよー!”
ということだったんですが、彼女がすごいところはここからなんです。
(まぁ彼女にそういう気持ちがあること自体に少し安心したんですけど。)
なんでも、そういう腹の立つ人に出くわしたりしたときも
実はここに来る前にこういうことがあったのでは?とか、
今はこういう態度とってるけど本当はこういう人なんじゃないか?とか、
本当かどうかは別として、色々な想像を膨らませてみているうちに
なんとその人がだんだんかわいく見えてきてしまうのだそうで…笑
なんたる博愛と寛容の精神!!!すごい破壊力ですよ。
その子は昔からディズニーとジブリが大好きだったんですけど、
そういう豊かでハッピーな想像力を駆使してそういうものの見方をする力を獲得したんだなぁなんて思ったり。
どんな人でも無条件に肯定的に見るというのをナチュラルに実践している彼女をみて改めて尊敬しました。
よくない側面がみえても瞬時に良い面を見出す才能があるんでしょうね。
私もそういうものの見方ができたり、させてあげられる人になりたいなーと思いました。」
この話を聞いて、確かにそういう方と一緒に過ごしていたら、なんだか自分もハッピーになれそうだなぁとほっこりした気持ちになりました。
しかも、仮に本当はそうでなかったとしても、肯定的に信じられていると思うと
そう振る舞わなきゃなという気持ちになってきそうですよね(笑)
どんな人でも無条件に肯定的に見るというのは、
目の前に見えているものがすべてだととかく勘違いしてしまいがちな私たちにとっては難しいことだと思います。
それでも、その状態に気付ければ「技術」として真似できるところがあるのかもしれませんね♪
目指せ!博愛と寛容の金森(笑)!
人事コンサルタント
金森秀晃