長所と短所は表裏一体である。
というのは、多くの方が実感としてお持ちの感覚だと思います。
例えば、優しいという長所が時と場合によっては優柔不断という短所にみえるという感じです。
先日、弊社のスタッフが
一見短所と捉えられがちことを長所に捉えられるヒントが詰まっているという話を朝礼のスピーチで話してくれました。
そのスタッフが特に印象深い商品として挙げていたのが
あるメーカーが扱っていた鉄製のフライパン、でした。
鉄製のフライパンは、高い温度で調理ができるので料理が美味しくできる反面、鉄製以外のフライパンと比較して手入れにちょっと手間がかかるのだそうです。
(濡れたまま放置すると、錆びてしまうなど)
ともすると、手間がかかるというのは短所と捉えられがちですが、
あるメーカーでは”育てることができるフライパン”と打ち出したのだそうです。
「手入れを手間と捉えるのか、育てると捉えるのか。
同じことでもどういう捉え方をするかで
行動に対しての満足度が格段に違ってきそうですよね。」
とスタッフはスピーチで締めくくってくれました。
もし、皆さんの周りで面倒くさいと思うことがあったら、
その裏に潜んでいるいいことを探してみるといいかもしれませんね。
人事コンサルタント
金森 秀晃