「環境選びは慎重にしましょう。なぜなら、環境はあなたを形づくるものだからです。
友達選びも慎重にしましょう。なぜなら、あなたはその人たちのようになるからです。」
(実業家・W・クレメント・ストーン)
このような名言にもあるように、環境が人間に与える影響は計り知れません。
わかるような、「でも実際そんなに変わります?」とも思えるような。笑
私も半信半疑だったこともあるのですが、
なぜ環境が人を作るのか、その理由を伺った際、非常に合点がいったことをよく覚えています。
なんでも環境というものは、人間の「無意識領域」に働きかけるものなのだそうなのです。
信じられないかもしれませんが、この無意識というものは、
非常に強力に人間の行動や思考に影響をもたらすということが
様々な研究で証明されています。
例えば…
冷たいドリンクを持っている人よりも、温かいドリンクを持っている人の方が、
温かくて親しみやすい人だと判断されり、
微かな洗剤の匂い一つで、いつもよりかなりきれいで清潔だと感じたり、
だいぶ、いい加減な判断と言わざるを得ませんが、
いわゆる、「第一印象」というものはそういうものですよね。
部屋を片付けた方が良い、定期的に物を捨てたほうが良い、
部屋の乱れは心の乱れ、色々な言い伝えがありますが、
実際、物理的に散らかった環境にいると注意力を奪われ、
パフォーマンスが下がり、ストレスが増加するという研究結果も出ています。
つまり、環境は人間の潜在意識に影響を与え(第一印象のような印象を残すということですね。
もはやこれは動物としての本能のようなイメージなのかもしれません)、
潜在意識は意識として表面化される間もなく、私達の言動に影響を与えるということです。
当然私達は潜在意識をどうこうすることはできませんから、
目に見える環境を変えることで、潜在意識に働きかけ、
私達の言動をよい状態に改変していくというプロセスが
いかに合理的かということがわかります。
掃除しなきゃなぁと義務的に思うと、テンションがあがりませんが、
自分の潜在意識に働きかけると思ってやると、
なんだか気持ちよく片付けることができそうですね♪
人事コンサルタント
金森秀晃