以前、私の尊敬する経営者の方から
「部下から何も言われなくなってきたら、危機意識を持ちなさい」
というアドバイスをいただいたことがありました。
その時に頂いたお話を今日は共有雨したいと思います!
アンデルセンの童話の中に『裸の王様』というお話があります。
自分を着飾るのが大好きな王様は、狡猾な仕立て屋にまんまと騙されて、最終的に民衆のパレード中に王様は赤っ恥をかいてしまう、というものです。
さて、このお話の中で王様に赤っ恥をかかせた犯人は一体誰でしょうか?
話のあらすじだけをたどれば、仕立て屋な感じもしますが、
本当の犯人は、王様に進言できない環境を作ってしまった王様自身かもしれません。
王様は幻の衣を仕立ててもらっている過程で、
自分のおしゃれぶりを何度も重臣たちに尋ねていました。
しかし、王様の機嫌を損ねまいと重臣たちは嘘をついてしまったのでした。
このお話の重臣たちが自分の部下だったら・・・
そう想像してみると、かなり恐ろしくありませんか??
マネージャー自身もいちプレイヤーとして現場を動き回らなくてならないこともざらかもしれません。
その時に部下からの訴えや、自分の意に反する意見を
自分都合で”面倒くさいことを言ってきた“などと受け止めていては、
部下の主体性を自ら削いでしまっていることと同義なのかもしれません。
たとえどのような状況であっても、
部下からのフィードバックを材料にして、
自分を駒として使いこなせる器をつくっておきたいですね!
人事コンサルタント
金森秀晃