「金森先生、自信を付けるためにはどうしたらよいでしょうか?」
先日、就活の相談をしてきてくれた学生から、こんな質問を頂きました。
みなさんならどのように答えますか??
・小さく成功体験を積むこと?
・挫折を乗り越えること?
・納得のいくまで練習すること?
様々な答えがあるかもしれません。
どれも正解であり、どれも不正解であるとも言えそうですよね。
成功体験があるからといって自信がない人もいますし、
納得いくまで練習しても自信がない人もいるからです。
そう考えると、自信とは大変「不確かなもの」のようにも思えてきますね。笑
でも、それこそが最も重要なことだと思います。
自信とは「不確かなもの」だからこそ、
誰にでも、生み出すことができると思うからです。
例えば、今まで服装に何の関心もなかった青年が、自分を変えたいと思い
誰から見てもおしゃれだ、イケてると思われる服装をして街に出たとします。
最初は少し自信がもてないかもしれませんが、
周りから、「かっこいい、おしゃれだ」と認識してくれるほど
それは事実となって、自信に溢れていくと思いませんか??
こんなエピソードもあります。
新婚で幸せ真っ只中だった娘さんをがんで亡くされたキャシー中島さんは、
悲しみにくれていましたが、ある時、こんな姿は娘がみても喜ばないと思い、
自分の持っている服の中で最も派手な真っ赤なワンピースを着て、
銀座の街にでかけたそうです。
そこで、「キャシーさん、お元気になられたんですね、よかった」
「かっこいい」という周囲の声をきいて、
少しずつ立ち直っていった、ということをインタビューでお話されていました。
自信というのは、不確かなもの、だからこそ、
ときには、物の力を借りたりしながら、既成事実を作り、
自分を信じる練習を積み重ねる、
そうすることで、「自信」は生み出されていくのかもしれませんね♪
人事コンサルタント
金森秀晃