人は毎日、いくつもの役割をこなしています。
家庭では、母や妻、職場では上司であり部下でもある、というような感じです。
役割に付随して、タスクも多くなってくるもの・・・
すると私たちの頭の中では、
「ああ、あれは今日中にやりたかったのに」
「しまった!これまだやってなかった」
というように、できてないことが頭を駆け巡ります。
そう、これが”あれもこれもできてない症候群”です。
●症状:気持ちは焦っているけど、案件が全然進まない
●頻発するタイプ:他者から「真面目だね」と言われる、「即○○」という言葉に弱い、完璧主義
●よく見られる言動:
・必死すぎて無口になり、周囲から機嫌が悪いと勘違いされる
・「あぁ、○○だったはずなのに」
・「○○だったらな」
・「時間を無駄にした気がする」
このような状態が見られる要因としては、
①タスクをこなすことが目的になってしまっている
②途中経過を評価できていない
というのが考えられます。
回避するポイントとしては
・出来た状態がどのような状態か、数字で決めておく
できてないと感じるとき・・・
多くの場合、評価基準をなんとなく決めてしまっていることが要因であるように思います。
すると本当は進んでいるかもしれないのに、進んだことを評価しにくい
⇒できてない、と判断する思考に陥ってしまいやすくなります。
数字で「今日は50%(○○までできたら)よしとしよう」と決めておきます。
もし出来なかった場合も、「30%まではできた」というようにでき具合がわかります。
・自分はできてなかったけど、周りの人の案件が進んだり変化したことを見つける
できないと感じるときは、”自分”の案件が進んだかどうかに視点が向きがちです。
しかし多くの場合、自分のためだけではなく、他者のために動いた時間もあるかと思います。
自分が動いたことで、他者に寄与したということも、立派なできたことになりますよね(^^)
いかがしょうか?
もしご覧になっている方で、
自分もそうかも…と思い当たることがありましたら、活用いただけましたら幸いです!
人事コンサルタント
金森 秀晃