病気や怪我で思うようにことが進まない…
子育てや介護で時間が作れない…
~~がなくて思うような策がとれない…
生きている以上、私たちは本当に様々な制限に
悩まされることも多いですよね。
その最たる例が病気や怪我などですが…
日本屈指の天才経営者と呼ばれる松下幸之助さんも、幼い頃から身体が弱いことで有名でした。
生まれつき病弱で、血たんを吐き、結核のため寝たきりで
自分自身も30代までは生きられないと覚悟をしていたそうです。
ご存知の方も多いかと思いますが、どのような状態だったかというと、
病弱な身体では安定して勤務できないため、18歳で務めていた会社を辞めて独立、
その後も、3日働いては丸1日休みという療養と勤務を
ギリギリで回しているような状態だったようです。
(無我夢中で働くうちに、50代からは徐々に健康になっていったとのこと…!
これもすごい!)
起業家にとってはとんでもない、途方も無い制限のように思いますが…
松下幸之助先生は自分は病弱だったからこそ成功できたとおっしゃっています。
それはなぜか?
自分の制限について誰よりも深く理解し、受け入れていたから
ではないでしょうか。
健康でいるとなんとなく「自分がやったほうが早いかも」や
「自分がちょっと頑張ればいいや」という気持ちになってしまいそうなものですが、
明確に制限がある以上は、目的を果たすために人にやってもらわねばならないことも明確になります。
また、自分のエネルギーの使い所にも非常に敏感になりますし、
人のエネルギーの使い所にも目が向くようになります。
まさに、マネジメントにはもってこいの視点ですよね…!
制限はチャンスとよく言われることではありますが、
その制限をチャンスにするためには、
制限をチャンスと捉える「解釈」だけでは不十分。
自分に使える時間、エネルギーがいかほどなのかを
明確に率直に認識し、素直に一度受け入れ、
時間とエネルギーの使い所をしっかりと見つめ直すことが
重要といえるのかもしれません♪
みなさんもそれぞれの生活の中で、それぞれの制限を抱えて
毎日を大切に過ごされていると思いますが、
制限を感じたときにはぜひ、このブログを思い出してみて頂ければと思います(*´∀`*)
人事コンサルタント
金森秀晃