野村監督はなぜ弱小チームを常勝集団に生まれ変わらせることができるのか?
野球というスポーツに疎い私でも、見逃すことができないほど、
野村監督は あっという間に 、あらゆるチームを、
弱小チームから常勝集団に変えてしまう。
その秘訣は、何か?
目に見えるプレーや戦術ではなく、
「人としてどう生きるべきか」
「人生とはいかなるものか」
という人生観や人間教育、を最重要視する指導スタイルにあったと言われています。
選手からすると…
「監督はいったい、いつ野球の話をするんだろうか…」
というくらい(笑)、徹底的に人としてのベースやマインドセットのところを語るのだそうです。
プロ野球選手ですから、アマチュア時代は相当なエリートである方々がほとんどであり、
野球しかしてこなかった「専門職」のような方が多いと思います。
そういう方々に、野球のことではなく、人生論、組織論とは、
というお話を浸透させていくことは、
相当な自信と覚悟、忍耐力、愛情がないと難しいことだと思います。
(その忍耐力を思うと胸が熱くなる思いです)
さて、そんな野村監督が、最も選手たちに求めたセオリーがあったそうです。
それは…
「変化すること」
野村監督は、進歩とは変わることであり、変わることこそが進歩である、
というマインドセットを繰り返し、繰り返し選手に伝えていきました。
変わらずに失敗した人間はたくさんいるけど
変わって失敗した人間はほとんどいない
という事実に基づいているとされていますが、
これは、野球のみならず人生や仕事においても
確かに同じことが言えると思います。
変えることが、そのまま結果に繋がるとは限りませんが、
結果がでなければまた変えればよいわけですもんね。
変えたことでよくない結果が出て、改めて変える前の良さに気づいたり、
変えたことで結果が出ずとも、別のよいやり方を見出すことができたり、
1歩下がって2歩前進!となる確率は相当高いということになりますよね。
だからこそ、とにかく、変わり続けている人の方が、
結果が出る確率が高まるということですね。
技術や戦術の前に、そのセオリー(マインドセット)を腹落ちするまで叩き込む…
それは強くなるわけですね…!
年を重ねるごとに、変わりにくくなるというのは人間の性かもしれませんが、
変わることが習慣になっている、常に心がフレッシュな、
イケてるオヤジを目指して、僕も毎日頑張ります\(^o^)/
人事コンサルタント
金森秀晃