脳が判断に要する時間は0.2秒とも言われます。
そのわずかな時間で私たちは、
「このことはやれそうだ」
「これはちょっと無理だろう」
というふうに、行動するかどうかを決めているのです。
でも、その脳の判断に従ってばかりいては、目標の実現には近づく時に壁にぶつかる時期があると思います。
目標が大きければ大きいほど、「ちょっと無理だろう」と思えるようなことにもチャレンジしていかなければ、その目標を達成することができないからです。
そこで大事にになるのは、脳が判断したあとに、”自分で意図的に方向転換すること”になります。
「ちょっと無理だろう」と思ってしまうのは、脳の働きによるものですから、自分でコントロールできません。
でも、そのあとの思考は自分でコントロールできます。
「ちょっと無理だろう……と思ったけど、いまのはウソ!」といった感じです(笑)。
その切り替えの大切な要素が「ビジョンを持つこと」になります。
ビジョンを持つことで「理想の自分なら、これくらいのことはできるはず!」というふうに思考を切り替えられて、脳が「ちょっと無理だろう」と判断したことでも、行動に移せるようになるわけです。
一般的にビジョンは他者と共有するときに用いるものですが、
自分のセルフマネジメントにも、ぜひ活用してみてください(^^)
人事コンサルタント
金森 秀晃