弊社では中途採用者のそれまでの経験に関わらず、
 部署の垣根を越えて社員を育成しようという取り組みをしています。
先日、新入社員のBさんがフォロー役の社員とはなしたことで、新しい発見があったことを共有してくれました。
 いつものように電話で中途入社の社員と話をしていたときのことです。
 先輩に「順調?」ときかれ、
 「いや・・・、なんか課題がたくさんあるんですけど、頑張ってます」
 とBさんは答えたそうです。
すると、先輩社員は
 「なんだ~!、順調だね。今の状態が普通だよ~!」
 話を聞いてもらえるものとばかり思っていたBさんは予想外過ぎて面食らったそうです。
 と同時に「そうか、そうだよね」と課題が山積していると凝り固まりかけていた自分を客観視できて
 課題だと思っていたものはそうではなくなったんです、と言っていました。

「自分は今までの慣れ親しんだことじゃないことに直面して、
 それが課題だと思い込んでいたのかもしれません。
 でも、新しいことを始めてるんだから当然のことですよね。
 これから関わらせていただくお客様にも、先輩のように
 ハッと思考が変わるような、言葉の力を持った人間になりたいです」
 と話してくれました。
悩んでいる人の話を丁寧に聞き、導くというのもコンサルタントに求めらる素養のひとつですが
 その方の背景や今のスタンダードをガラッと変え、相手の視座を変容させるだけで、その方が本来持つ課題解決力を取り戻させることが出来る。
 そんな”魔法の言葉”を持つことも求められるように思います。
人事コンサルタント
 金森 秀晃
 
 
 
  
  
  
  
  
 