新型コロナ患者の受け入れをなさっている医療機関はもちろん、
それ以外の医療・介護機関でもいかに院内感染を起こさないようにするか、
本当に大変な中で毎日役割を果たしてくださっていると思います。
そのような中、医療業界で大きな波が来ていることも痛感しています。
それは、IT化の波です。
かつては、ITアレルギー、PCアレルギーの方が多い業界で有名でしたが、
今は私達も驚くペースで、IT化のご相談をいただいています。
「今は収入が厳しくなってきていて、設備投資ができるかわからないけれど、
防護服の消耗なども考えるとIT化は欠かせない。
医療従事者の安全と患者の命を守るにはIT化を推し進める必要がある。」
というのが、最近、現場の方々からよく耳にする声です。
世界レベルでもIT化の波は凄まじい勢いでなされています。
中国では、すでに初の「5G+VR(仮想現実)隔離患者看護システム」が稼働し、
隔離された感染患者と家族を5Gで結ぶインタラクティブ(対話型)な「命のライン」を実現しています。
防護服などの消耗品を節約したりするのみならず、
患者の不安解消や状態の把握もしやすくなったという声があがり、
今後、広がりを見せることは間違いないと言えるのではないでしょうか。
確かに、資金の問題もありますので、
設備投資のタイミングや規模は考えなければなりませんが、
コロナの波は二度三度はくるという見立てが強い以上は、
今から準備をしておくのが、最善の道であることは間違いありません。
かといって最新設備でなければいけないものでもありませんので
最小のコストで、使える範囲で半歩ずつでもIT化を進めていくことは、
心強い感染対策であり、医療従事者の負担軽減・働き改革推進のキーマンのような存在であるとも言えると思います。
「どこまでやるべきか、どこから手をつけるべきか?そのためには何が必要か?」
気になる方は是非一度、弊社ITコンサルティングチームまでご相談ください。
人事コンサルタント
金森秀晃