みなさんは「逃げる」という言葉についてどんな印象をお持ちでしょうか?
せこい、ずるい、格好悪い・・・
仕事できなそう
こんなマイナスイメージが多いのではないでしょうか。
確かに、いつも逃げる人、ここぞと言う時に逃げてしまう人は、
仕事もできないし、成長もできないし、カッコイイとも言えない人
といえるかもしれません。
しかし、勝利に貪欲な人や一見スマートに仕事をこなす、
いわゆるデキる人は、必ずと行っていいほど、
「逃げ上手」なのです。
重要なのは「戦局の見極め(目的意識)」と「逃げ方」です。
まず、「戦局の見極め」とは何か?
・最終的にどの戦いに勝ちたいのか?
・最終的に何が欲しいのか?
これが決まっていれば、ここで深手を負ってまで
戦う必要はない、逃げるべし!という決断ができますよね。
逆にそれができない人は、全部に勝たなければならない幻想に駆られるので、
とにかくすべてに背水の陣で臨み、
手痛い、再起不能になるような敗北を喫することもあります。
(なので、苦しいことからすべて逃げてよいというわけではないですね🙆)
次に大事なのは「逃げ方」です。
逃げるときは、できるだけ次に繋がる逃げ方をすることです。
一刻も早く逃げないと命が危ういような場面では逃げ方云々、
なりふり構わず逃げるべしですが(笑)
(現に、かの有名な徳川家康も、「三方ヶ原の戦い」では、家臣たちが自分の身代わりとなり目の前で次々と倒されていく光景を目の当たりにしながら、う○こを漏らしながら浜松城へ逃げ帰ったという逸話が残っています)、
できれば、逃げたとは気付かれずに逃げる策を考えたりできるとクレバーですよね。
ただ、先の家康のエピソードに戻ると、彼はその様子を絵に残し、
そのときの悔しい思いなどを残して「使う」ことで、
無理やり次に繋げたりもしています。
要は、逃げ方というより次に繋げるということが大切なのかもしれませんね。
少しでも参考になる部分があれば幸いです(o^^o)
人事コンサルタント
金森秀晃