欲しい結果がでない時は、”過去の自分”が最大の見えない敵になっている場合が多いように思います。
欲しい結果というのは、言い換えると別の結果の事です。
別の結果であるなら、別の行動をとる必要になります。
ダイエットしたいなら、
今まで通り食べるのではなく
量を控えたり内容を見直すという感じです。
分かっているけど、変えられないその要因のひとつに
「こだわり」ではなく「固執」してしまっているというのがあります。
「固執とは自分の考えに(悪い意味で)こだわること」で
「こだわりとは物事に妥協せずにとことん追求すること」です。
大きな違いは思考や行動が「止まっている」か「動いているか」の差です。
例えば、結婚相手が欲しい40代の男性がいました。
あなただったら、この方になんとアドバイスするでしょうか?
私は独身仲間として 笑、「ネットで結婚のこといろいろ調べてみたらいいよ」と勧めたのですが彼は結局やらなかったそうです。
彼は今の自分のスタイルに長年固執してきたので、
「結婚相手は探すのではなく、自然な形で出会うものだ。」と思い込んでいました。
もしそうだとしても調べてみれば必ず学びはあるし、試せることも山ほどあったはずなのに・・・
(あぁ、書いてて耳が痛いです(T_T))
これは1つの例ですが、自分の考え方に固執すると、このように機会損失をしてしまいます。
ともするとチャンスを逃していることにすら気づかないくらいです。
私達は誰にでも大なり小なり「固執」というのはあるので、チャンスを逃している可能性が必ずあります。
ではどうすればいいのでしょうか?
固執しないためのポイントは以下の3つです。
①人の話を素直に聞く
まず1番大切なのは、人の話を素直に聞く事です。
あまりにも基本的なことに聞こえますが、これが結構難しかったりします。
自分の意見と違う人の話を聞いても、まずは否定をせずに「そういう考え方もあるのか」と受け入れてみる。
②自説(自分の考え)を一旦手放してみる
人の話を素直に聞くことができたら、次は自説(自分の考え)を一旦手放してみることです。
自分の考えを一旦手放すと、文字通り“手が空く”ので新しい考えを持つことができます。
新しい考えを持つことができたら、新しい行動が生まれますよね。
③中立的な視点で物事を考える
最後は、新たに自分の手に入ってきた「新しい考え方」と「古い考え方」を中立的な視点で見比べて考えてみましょう。
いままで固執していた古い考え方には、あなたにとって“大切ななにか”が隠されていたから手放さなかったのだと思います。
そして、新しい考え方はあなたの可能性を広げてくれる大切なことが詰まっています。
いかがでしょうか(^^)
大人になるとつい経験則で物事を決めつけてしまいがちになります。
ちょっと怖いですが、自分は同じ場所(思考)にとどまっていないだろうか?
と考えてみると、どんな時でも結果を出せる自分にアップデートできる可能性を秘めているのだと思います。
人事コンサルタント
金森 秀晃