「最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える」(徳川家康)
15代続く長期政権の土台をつくった名将中の名将の言葉には、
組織づくりのみならず、勝者の黄金律が隠されているような気がしてなりません。
マーケティング、商品開発、様々な分野で取り上げられそうな言葉ではありますが、
今回はこれを、今、あらゆる組織の指導者を悩ませている問題に焦点をあてて紐解いてみたいと思います。
「え・・・、こんなこともできないの?」
「これも教えないとダメ?」
「何回いえばできるようになってくれるんだろう・・・」
後輩や部下と接していて、
一度や二度はこんな感覚を抱いたことがあるのではないでしょうか?
(私はありますよ!
そして私も、上司・先輩からきっとそんな風に思われていたことでしょう。笑)
そんな感情を抱いたとき、
みなさんは、どんなことを思いますか??
すぐに「使えない」と見切ったり、諦めたりするでしょうか?
あるいは
どんな階段を作ったらできるようになるだろうと考えるでしょうか?
どちらの選択をするのが「お得」か?
勝者はどちらを選択し、敗者はどちらを選択するか?
どちらが「楽か」と言われれば、当然、前者ですよね!
でも、どちらが最終的に選択肢の多い人生を歩めるかといえば、当然、後者の方になります。
なぜなら、後者の方が、より多くの人を活かすことができるということになるからです。
「世の中で最も選択肢をもつのは、
世の中で最も多くの人を勝たせて、活かした人。」
これは、冒頭の名将 徳川家康が残した名言に通じることで、
数百年以上前から決まっている黄金律ということですね。
忙しい中での、部下育成、後輩指導というのは、
非常に手間のかかることですし、諦めたくなる気持ちも痛いほどよくわかります。
そんな時こそ、他ならぬ未来の自分自身のためにと思って、
早く楽になりたい、すっきりしたいという気持ちをぐっと堪えて、
ひと手間かける選択肢をとってみていただけたらと思います♪
人事コンサルタント
金森 秀晃