「勝つことがすべて」と聞いて皆さんはどんな感情を抱くでしょうか?
いやいや、そんなことないよ
と思われる方も多いかもしれません。
でも、私は、誤解を恐れずに申し上げると
「勝つことこそがすべてだ!」と思っています。
理由は二つ。
一つは、勝つことに拘ることでしか自分が成長できないからです。
理由は簡単で、負けることを前提にやっていては自分を越えることはできませんよね。
もう一つは、選択肢を増やす人生の方がエキサイティングだからです。
こちらは少しわかりにくいので例をあげてみたいと思います。
例えば、メディチ家ときいて、「高校の世界史でなんかきいたことあるなぁ」という方なども含めると知らないという方はほとんどいないと思います。
言わずとしれた、ルネサンス期の大富豪ですね。
メディチ家は、銀行業で財を成しましたが、当時は「高利貸し」と揶揄されることもしばしばだったようです。とりわけ初期の頃は貴族として名家でもない強欲な高利貸しと言われ、権力闘争に巻き込まれたり、当主が投獄される危機に瀕することもあったそうです。
それでもなお、とにかく勝つことに拘り、財を成し、
数世代後にはパトロンとして素晴らしい芸術を生み出すにも貢献したりしました。
いつの時代も、勝つことに拘る強さが、未来の自分や子孫の繁栄の鍵と言える一つの例だと思います。
ただ現代では成果を出すのに昔ほどの時間は有していません。
数世代後の子孫のために・・・
と考えるとなんだか気の遠いことのような気がしてしまいますが(笑)、
一代と言わず、
たった1年で財を成す人、
2~3年かけて財を成す人、
10年でその地位や財を確固たるものにする人
このくらいのスパンで勝者は生まれ続けています。
(そのくらい身近にあるという一つの例です)
冒頭に申し上げた通り、もちろん、お金がすべてではありません。
ただ、お金より大事なものに気付くためにはやはりお金が必要です。
お金はすべでてなくとも多くの選択肢を私たちにもたらしてくれます。
それは、資本主義社会が、お金=社会からの評価 ということで成り立っているからです。
(勝つことやお金がすべてだからといって、
当然、相手を貶めるようなやり方はよくありません。
長期的に勝てないということと、幸せになりにくいからです)
ただ、「どうせお金なんて」と最初から諦めて、
自らの選択肢をなくすことだけは避けて欲しいと常々思っています。
これから社会に羽ばたく若者たちには、
勝つことがすべてだ!と捉え、貪欲に成果を求め、
その先に自分の幸せ、自分なりの勝利を見つけてみていただけたらと思います(^^)/!
人事コンサルタント
金森秀晃