皆さんは、「クラッシャー上司」という言葉をご存じですか?
気分の浮き沈みが激しく、部下のミスを執拗に責めるなどの言動で
部下を次々と「潰す」上司のことをいうのだそうです。
実は先日初めてこの言葉を聞いたのですが、
確かに、こんな上司がいたら、会社に行くのも億劫になりそうです・・・
しかし、ハラスメント問題とも密接に関わってきますが、
クラッシャー上司側は、自分がクラッシャー上司であることに
全く気がついていないということがほとんどなのだそうです。
▶部下からみたクラッシャー上司
気分の浮き沈みが激しく、部下のミスを執拗に責めてくる
▶クラッシャー上司本人
部下が分かるまで何度も何度も拘ってやるのが愛情だ!
クラッシャー上司からするとこのような思いがあるのかもしれません。
本人としては悪意がなく、むしろ善意でやっていることもあるので、
クラッシャー上司を根絶することは非常に難しいことなのです。
これは、ハラスメントでも同じことがいえますよね。
組織としてクラッシャー上司を生まない方法はたった一つ。
「会社の評価基準を見直すこと」
です。
上に立つ人間の評価を、業績を上げていることだけでなく、
下記の基準も付随させることがポイントです。
人を勝たせることを評価基準にする
(部下が成果を上げていることを評価する)
もしくは
専門職として職位は高いが部下を持たせない形も作る
善意のクラッシャー上司を増やさないためにも、
組織がそうした評価基準になっているか
是非一度、見直してみてはいかがでしょうか(^^)/?
人事コンサルタント
金森秀晃