・報連相がうまくいかない
・部下がやりますと言っていたのに、進んでいるのかやっていないのかわからない
・わかりましたとは言われたものの、わかった行動になっていない
などなど、上司と部下のコミュニケーションというのは一筋縄ではいかないことだらけですよね。
研修の課題などでも最も伺うお悩みの一つだと思います。
弊社でも組織ですので、それはもちろん例外ではなく、四苦八苦しながら(笑)、文化を作っておりました。笑
今日はその参考例をお話したいと思います。
弊社の場合、完了報告はあるのですが、できていないもの、遅れているものに対しての報告というものが、どうしても遅れがちでした。
しなきゃとわかっていながらしにくいです、という意見があがりました。
そのため、弊社では、「できてない報告」が出来る人間が優秀だという基準を設け、やり続けてきました。
ただ、やることはやるけど、なんとなくテンションがあがらない報告というイメージだったのです。
(できていないものにはみんな蓋をしたくなりますからね(>_<))
そこで!!
名前を「戦況報告」にした瞬間に、空気が一変!
「持ち場と役割が明確になりました!」
「ゲーム感覚で仕事を楽しめるようになりました!」
という声があがるようになりました(^_^)ノ
できていないものを認識する重要性を知るという意味では
「できていない報告」という名前も必要なステップかとは思いますが、
名前を変えるだけで前向きになって行動も変わるということには私自身も驚かされました。
詳しく話を聞いてみると、
「戦況報告」とするだけで、
イメージとしては戦国武将感覚で、担当持ち場の戦況報告ができる、
持ち場とそこで任された役割を果たそうとする姿勢がつく気がする、
配下にいるスタッフの状態の報告を逐一上司(大将)にすることがあたり前になってきた、
役割を果たす上で必要な物資、資源の要求がどんどん沸いてきた、
戦況が思わしくないときに正確な情報を伝えて援護要請をすることができるようになった、
それらを素早く上官や総大将に伝えることの重要性が認識しやすくなった、
等々の意見があがってきました。
余談ですが、
同じように、クレーム電話を「ラッキーコール」とした瞬間に
クレームに“やられて”モチベーションが下がったり、離職リスクが減っただけでなく、
なんと売上も7倍になったという企業もあるそうです!
定着させたいんだけど、うまくいかないなぁということに出会ったら、
是非、このコトバマネジメントを活用なさってみてください(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃