あなたにとって、上司とはどのような存在でしょうか?
 おそらく、大多数の人にとって、上司とは「いるのが当たり前」の存在だと思います。
 組織に身を置く方にとって、上司と部下の関係は永遠の課題であると言っても過言ではないかもしれません。
部下として上司に企画・提案をしても、
 結局最後は上司の意見が入り、自分の意見が受け入れられてない気がする。
 良い・悪いを上司は自分の好みで決めてるんじゃないか。
 というように、どんなにベストを尽くしたとしても、良い・悪いの判断は上司の手中にある(ような錯覚に陥る)。 
 などと考えてしまう方、いらっしゃいませんか?
上記のような話を、とある法人様での
 研修後に受講者のひとりの方から、 
 「2ヶ月前の自分のことを言われてるようで、ドキッとしました」
 とちょっと恥ずかしそうに話してくださいました。
その方はある時、上司から「私を論破しようと対立するのではなく、一緒に問題解決をする仲間として問題を見てくれないか」
 という言葉をかけられ、ハッとしたのだそうです。
 「自分は問題を解決しようとしているつもりが、
 いつの間にかいかにこの上司を攻略してやろうか、ということにとらわれていたということに気が付きました。
 その時から、上司への捉え方が180度変わったような感じがしてるんです。」と。
どんな上司だったとしても、
 活かさない手はありません(^^)
 上司とは組織における最大のリソースのひとつになります。
上司は何に着目し、どんな判断基準で物事を考えているのか、
 リスク管理はどのようにしているかなど、
 部下である自分の視野では見えていないものが見えているかもしれません。
 上司というリソースを使うことで、
 それまでの自分にはなかった新しい解釈や見識を増やしていくことができ、
 問題解決能力を高め、仕事をラクに遂行できるようになります。
 物事を自分がどのように捉えているかで
 得られる成果を自分で変えることができる!
 そう思うと仕事をもっとクリエイティブなものとできるように思います。
 人事コンサルタント
 金森 秀晃
 
 
 
  
  
  
  
  
 