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叱り方のコツ

叱り方のコツ

コンサルティングに伺うと
「なにかちょっと注意すると、
最近だとすぐにハラスメントだと
騒がれるし、マネジメントにも苦労してるよ」
このようなお声をいただくことがあります。

確かに、パワハラを苦にしての自殺など
の報道もありますし、万が一にでも
そうなっては一大事(+_+)
用心深くなるのも仕方がない部分もあるかもしれません。

しかし、研修などで多くの若手社員と関わらせていただいて
感じるのは、彼らは叱られることを求めている、ということです。

叱る、という表現の仕方は激しくとも、
自分のためにエネルギーを使ってくれている
ということが、彼らには非常に新鮮で、心に響くのだそうです。

つまり、叱ることそのものよりも、
その叱り方に問題がある、ということなのかもしれませんね。

では!上手い叱り方 とはどのようなものなのでしょうか?
叱り方には叱る側の視点がどこに向いているかで
大きくふたつに分類されます。

▶WHY型(なぜ・どうして型)
例:なぜ期日までにできなかったの?

▶HOW型(どうする型)
例:どうしたら期日までにできたと思う?

WHY型は文字通り、なぜ?、どうして?と「過去」に視点が向いています。
これだと時間がなくて、体調が悪くて・・・
というように言い訳をたくさんみつけることができるのですが、
解決策が生まれてきません。
そればかりか、責められていると感じ、
思考停止に追い込み、ミスを繰り返すという
悪循環も生まれかねません。

一方のHOW型はどうでしょうか?
どうしたら?と視点が未来に向いています。
聞かれた部下も、責められていると感じることなく、
何が課題だったのかを考えることができます。
これを繰り返すことで、自分で考えるクセがつくので、
現状に対して、前向きに取り組むことができます。

いかがでしょうか?
上司と部下、立場は違えど
同じ組織で同じ目標を目指す”仲間”だと思います。
部下の能力をしっかりと引き出せる
ひと手間、ぜひ活用してみてくださいね(^^)

人事コンサルタント
金森 秀晃

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