スタッフが予想外のミスをしてしまった場合、
あなたが上司の立場だったら、その部下にどう対処しますか?
・まずは責任の所在を明確にするために、問題の経緯と担当者から事情を聞く
・同じミスをしないよう、厳しく叱責する
というように様々なアプローチ方法があると思います。
実は、
上司の一流・二流・三流
というのは、こうした思わしくないことが起こった時に現れると言われています!
果たして自分は何流なんだろう・・・( ゚Д゚)!
ちょっと気になりますよね 笑
一流の上司とは、
思わしくない案件を材料にして、仕組みと文化を作ってしまう
方のことを指すのだそうです!
(瞬間的な意味づけ力とも言えるかもしれません)
こんな上司がいたら、自然とスタッフと協働関係が構築できそうですね。
三流の上司は、思わしくないことが起こった時、
問題解決を基本的にスタッフに任せっきりにしてしまう上司です。
責任を自分で負うということを学ばせたい、
という良かれの思いからくるのだと思いますが、
解決の糸口が全くないと、スタッフに
無関心・放置されていると誤解を招き、
チームの機能低下に繋がるかもしれません。
また、スタッフとの共働関係もなければ、案件を材料にして、何かが積み重なることもなさそうです。
つまり、問題が解決した以外は何も残すことができません。
二流の上司は、
問題解決をしようとするものの、
自分で問題を引き受け、一人ですべて解決しようとします。
上司としての責任感がそうさせているのかもしれませんが、
スタッフは解決のプロセスを学べないので、ちょっともったいないですよね。
決して悪くはありませんが、たとえクリアに解決できたとしても、そしてその上司に問題解決スキルが蓄積されたとしても、何より部下が育ちそうにありません。
一流の上司は、
思わしくない案件を材料にして、仕組みと文化を作ってしまう。
もっと噛み砕いて言うと、問題を真っ先に把握し、
問題を共有してスタッフと共働関係を築き、
共に解決していくわけですが、
その過程で、「組織の仕組み作り」と「部下の育成」、二つの尊い財産を手にします。
(繰り返し続けると著名な編集者の方のように問題解決能力を高め続けられるのではないでしょうか)
上司もひとりの人間です。
常に一流の上司であろうと心がけてはいても、
「さっきは三流になってしまった・・・(+_+)」
ということもあるかもしれません。
毎日完璧な一流の上司でありたい。
時には二流、三流になりながらも
一流を目指し続ける姿勢は、
スタッフも感化されると思います。
その過程こそが、一流上司としての証なのかもしれませんね^^
人事コンサルタント
金森 秀晃