「あらゆる浪費の中で、最も咎むべきは時間の浪費である」
突然ですが、質問です!
これはとある有名な女性の方の名言なのですが、誰の名言でしょうか?
答えは・・・
マリー・アントワネット
です!
なんだか、こんなことをおっしゃるように思えないような気がしますが、
上記は紛れもなく彼女の名言とされています。
「パンがなければお菓子を食べればよい」
という言葉で有名ですが、これはデマだったという説もあります。
マリーアントワネットはこの他にも、
「平和とは当たり前に毎日が来ることだ。」
「私達は生まれたとたん死にはじめている。」
などの言葉を残し、
実母のマリアテレジアにあてた手紙には、
「不幸な暮らしをしながら私たちに尽くしてくれる人々を見たならば、
彼らの幸せのためにこれまで以上に身を粉にして働くのが私のつとめだというのは当然のことです。」
と記し、豪華な衣装を売り払い宮廷儀式を簡素化する改革まで推し進めていたという説もあるほどです。
あの有名な言葉にインパクトを持って行かれてしまいますが、
こうした言葉を残していたこともまた事実であり、これを読む限りは、
世間知らずのお嬢様というより、国民の幸せを願う立派で聡明な王族の方のようにも感じられます。
何が言いたいかというと・・・
これを日常に置き換えて考えると・・・
世に溢れる情報、またその日会った人の印象、いつも顔を合わせる人の言動、
それはすべて、一側面の情報に過ぎないかもしれないということです。
私たちはつい、その一側面を見て、それがその人の本性である、そういう人間である、と決めつけてしまいがちですが、
どのような情報にさらされようとも、それを事実として受け止めながらも、
見落としている事実や別の側面がないのかということも、しっかりみていこうとする姿勢を持つ、
ということが重要なのではないかと思っております。
(それがもし、社員や家族、仲間など、信じ抜こうと決めた相手ならばなおのことです。)
難しいことではありますし、すぐにはできないことだと思いますが、
情報に踊らされがちな世の中だからこそ、
そうした姿勢をもつ人間が相対的に信頼を集めていく、といえるのではないでしょうか。
諸先輩方をみていても、そうした方というのは、
なんだか失敗や自分の欠点すらも包み込んでくださるような
そんな不思議なパワー、オーラがある方が多いですよね。
自然と尊敬を集めますし、信頼を寄せたくなってしまいます。
私もそんな器の大きな人間になりたい!と心から願い、
日々行動で証明し続けたいと思います(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃