先日、衝撃的なニュースが飛び込んできました!
F1、レースクイーン廃止へ 「現代の規範にそぐわず」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26416420R00C18A2000000/
レースクイーンは露出度の高い衣装で登場してレースでのプロモーション活動に華を添える一方で、
「女性蔑視を助長する」との批判にもさらされてきたものの、
今回正式に、「大会のブランド価値や現代の社会規範にそぐわない」ことから中止を決めたとのこと・・・
ハリウッド等でもセクハラ被害が叫ばれている中、
世の中の動きとして、こうした流れが加速していくのかもしれないなと感じました。
しかし、少々疑問なのが・・・
女性が自らの意思で自分の女性としての魅力を最大限発揮する場の何がいけないのだろう・・・
(誤解を恐れずに言えば、女性に美しさを求めて何が悪い!!ということです。)
という点です。
賛否両論あるとは思いますが、あまり過剰にそうした点を意識しすぎると、
益々生きにくくなるばかりか、ハラスメントを助長するのではないかとさえ思っています。
(決してハラスメントを正当化するということではなく)
なぜなら、ハラスメントが起こりやすい職場
=ハラスメントが“タブー”の風土であるという現実があるからです。
ここ数年で、「ハラスメント研修」の依頼は急激に増えておりますが、
・そんなつもりはなかったのに・・・
・命を扱う職場なんだから厳しくいって当たり前だろ・・・
・調子はどう?と声をかけたらセクハラってどういうことだよ・・・
そんな“悲鳴”が続々と寄せられています。
当事者に意識はなくても、受け手がそう感じた時点で「ハラスメント」になってしまう、
「うっかり加害者」が量産されているというのが、この問題の怖いところです。
(もちろん、うっかりであってもハラスメントがあってはいけないというのは間違いありません。
ましてや、故意でのハラスメントなんてもってのほかです)
では、どうしたらハラスメントはなくなるのか??
それは、ハラスメントをタブーにしないこと。
例えばですが・・・
「それハラスメントですよ!」
「さっきのってハラスメントになる?」
「今のやりすぎるとハラスメントだよね、ごめんね」
という会話がなされる職場で、本物のハラスメントは起きるでしょうか?
かなり可能性は低そうですよね。
ハラスメントを過剰に取り上げて、タブー視していくと、ハラスメント被害は逆に増えてしまうのです。
そうした点からも、今の世の中の風潮はちょっと危険なのではないか・・・
そんな風にも思います。
みなさんは、どう思われますか(^^)/?
みなさんのご意見を伺えますと嬉しいです!
人事コンサルタント
金森秀晃