「社長、わたしは仕事に負けてました!!!」
先日、オフィスに着くなり、一人のスタッフが僕に興奮気味で話しかけてきました。
よくよく話をきいてみたところ・・・
弊社では社員が毎日朝礼で「3分間スピーチ」を行っているのですが、
そのスタッフはイレギュラーで自分に順番が回ってきた朝に
「うわー!!、急だし話すネタがないよーー!」と叫んでしまったそうです。
と同時にその瞬間、
「あ!自分はいま仕事に負けちゃってる!」と思ったのだそうです。
その理由は、
3分間スピーチの本来の目的を忘れて、3分話すことが目的になっていたからです。
スピーチの目的は、「スピーチによって、聴き手に気付きを与えて行動や思考の変容をもたらし、よし!今日もやるぞ!」という空気を創ることです。
そのスタッフは、ネタがない、ということは「今日私は何も考えずに仕事しようと思ってます」と宣言してるようなものだとちょっと悔しそうに、でも熱っぽく話してくれました。
と同時に、その気付きをもとにスピーチをして、その場にいた皆の目の色が変わっていったことも話してくれました。
(転んでも、ただでは起きない、ZACイズムです 笑^^)
たかがスピーチ、されどスピーチ。
ひとつの行動にどのような意味づけをしているかによって、とる行動が変わってくるのだとそのスタッフの姿勢から改めて学ばせてもらったように思います。
そして本来ならば「自分がなんにも考えていない」なんて話したくない事かもしれません。
しかし上手くいかなかったことを材料にして前に進もうとしている姿勢が垣間見え、僕もますます頑張らなければ!!
そう思わせてもらいました(^O^)/
人事コンサルタント
金森 秀晃