部下を持つ管理者の方であれば、一度は、
「部下との信頼関係を築くには・・・」と悩まれたことがあるのではないでしょうか?
信頼関係さえできていれば、しっかりと「指摘」できるんだけどなぁ・・・
信頼関係をしっかり作らないと、チームとして機能しないのではないだろうか・・・
そんな風に思われる方も多いかも知れません。
今日は、そんな管理者の方へ、
信頼関係を結ぶために絶対に必要な、
たった一つのこと!をシェアしてみたいと思います。
それは・・・
部下が
「自分は~~さんに信じられている」
と感じること!
なのです。
当たり前のようですが、自分が信頼されたいと思えば、
まず先に相手を信頼し、その認識をしっかりと相手に与えてあげる必要があります。
(管理者の方がいくら信頼していると「念じ」ても、
それが言葉や行動として表れていなかったり
相手に届いていなかったら、効果的ではありませんよね)
では、どんなときに部下は「あぁ、自分は信頼されているんだな」と感じるのでしょうか?
私は延べにして3万人以上のかたのカウンセリングを担当して参りましたが、
その中で、統計上、最もそう感じさせる行為というのは・・・
「失敗した後、また仕事を任されたとき」
といえるかと思います!
決死の覚悟で任せた仕事で重大なミスが起きてしまったとき、
「あいつにはちょっとまだ早かったな」
「しばらくこれは任せないでおこう」
となりがちですが、
そこで管理者がしっかりと問題を分析し、リスクマネジメントができる状態を整え、
なぜそういうミスが起こったのかを部下に掘り下げさせて
「もう一度やってみなさい」
と、改めてその仕事を任せることは、部下が同じ過ちを繰り返さず
次は必ずできるという未来を信じていることの証明です。
私も証券会社時代、とんでもないミスを犯し、
散々叱られ、次同じことを起こさないためには何をルールにするんだと絞られた直後に、
おもむろに呼び出され・・・・
「金森、これは、お前に任せる。頼むぞ。」
と、それ以上の大きな仕事を任されたときは、
「もうあなたに一生ついて行きますっ!!!!!!!」という気持ちになったものです。
そして、叱ってくれた上司に絶対報いる!!!という信念を抱いたことを今でもよく覚えています。
部下がミスを犯したときは、
一見すると「面倒だな」「嫌だな」と思われることかもしれませんが
(今でも油断すると私もそんな風に思ってしまいます。笑)
しかし、これは、部下と信頼関係を結ぶチャンスだ!
と捉えて、取り組んでみると、思いも寄らない成果を引き出すことができるかもしれません♪
ぜひ、お試しになってみてください(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃