「モチベーションを高めたいんだよね」
「職員をやる気にさせる方法は?」
人事コンサルティングの現場で、このような言葉が飛び交うことはとても多いです。
「モチベーションが高まる」というのはどういうことでしょう??
上司の言葉がけが大事!というのは、マネジメントを大事にされているみなさんでしたら既知の事と思います。
その時のタイミングや環境などが影響したりすることも多いかもしれません。
「モチベーション」「やる気」というのは感情になるので、個々人の意識も影響を及ぼすことが最も多いのだそうです。
ということは・・・!
モチベーションは、自分で作り出せるということですね(゚д゚)!
自分の部下が、自らそれができるようになったら、より建設的な仕事ができそうですよね。
自分で作り出すモチベーションの事を、「内発的モチベーション」というのですが、
米ロチェスター大学のエドワード・デシ教授によると、内発的モチベーションに影響を及ぼす要因が2つあるとのことです。
①能力を発揮して目標を達成できると認識する「有能感」ということ
②取り組んでいる課題について、自らの解釈でコントロールできるという「自己決定感」を持つこと
つまり、自分が「出来る」と感じ、内発的モチベーションが上がるのは
「自分自身で考え・行動した結果」だと感じている時ということになるのではないでしょうか。
とはいえ、命をあずかる医療・介護のプロフェッショナル!としてやはりルールは大切ですよね。
個人の裁量のみでやっていたら、仕事が破たんしてしまうと思います。
また、数分刻みで目の前に仕事が迫ってくるし、ルールなんだから仕方がない、という気持ちが先行してしまったり。。
そんな中でモチベーションを上げるにはどうしたらよいのでしょうか?
それは、「自分から」 上司にコンセンサス(同意・確認)を「とりにいく」ことです。
例えば、あなたが新人さんへOJTを行うとしたら、今日はカリキュラム中のどこからどこまでを教えるのか?
イレギュラーな対応をする患者さんがいるが、基本を覚えさせるため敢えて教えないほうがよいのか?
などです。
こうすることで、ルールやマニュアルを尊重しながらも
「自分自身で考え・行動した結果」である答えを上司から獲得することができ、「出来た」という感覚を味わうことができ、
上司からの称賛・叱責に一喜一憂しない、自らモチベーションを上げることができる人材が育まれるのではないでしょうか。
「やらされてる感」が続いている方がいらっしゃいましたら、ぜひ試してみてくださいね♪
人事コンサルタント
金森秀晃