弊社では年間300~400の研修をやらせていただいており、毎年1万人以上の受講者の方からアンケートをいただくのですが、その中で、今でも忘れられない言葉があります。
その言葉とは・・・
「多くの問題を与えてくれた、●●病院に感謝したい」
確かに急激な成長を遂げたその組織は管理者の育成や制度の整備がなかなか追いついていない状況でした。
その中で、増え続けるスタッフ、患者様の対応をなさることは、本当に大変だったと思います。
聞けば、その方は研修前、
処理しても、処理しても、わき起こる問題に疲弊し、
問題を起こされるくらいなら私がやったほうが・・・と仕事を抱え込み、
仕事と責任だけが増えていく・・・
という悪循環の最中にいました。
その目の前の大変さから、
組織や経営者に対する不満は高まり続けたといいます。
その組織のために頑張りたいのに、その組織が嫌になっていく
頑張りたいのに、頑張れない
もう・・・面倒くさい
投げ出したい
そんな風に思い始めた中で、弊社の研修を受けて頂きました。
(そんな状態の彼女がたった7時間の研修の後で、そんな言葉を紡ぎだしてくれたことに
僕は今でも驚き、感謝しているのです)
ワークを通じて、色々と日々の業務や自分の無意識の考え方の癖などにも気づいてもらい、
それに対するフィードバックを通じて、解釈を変えていく、
これが弊社の研修のスタイルですが(集団カウンセリングの技法を使っています)、
その中で、僕が彼女に、最初に伝えたのがこの言葉でした。
「目の前に起こる問題は、自分に足りないことを気づかせてくれるチャンス。
今抱えている問題が多ければ多いほど、実はラッキーなんだよ。
成果を出している方はたとえ問題が起こらなくても、
毎日その芽に気がつくためのルーティーンをたくさん持っているくらいだからね」
そのとき、彼女の目に光が蘇ったことを5年以上たった今でもよく覚えています。
そんな彼女が先日、僕に手紙をくれました。
その後は僕が直接研修を担当していなかったので、本当に久しぶりでした。
「あの時、あんなに面倒くさいと思っていたマネジメントですが、
最近やっと楽しいと思えるようになりました。
当時の私のようにいっぱいいっぱいになっている子たちに
目の前に問題があるというのは、実はラッキーなことなんだよと
確信をもって言えるようになりました。
私も少しは成長しましたでしょうか?笑
実は来年からグループ全体の統括部長を拝命することになりましたので
今日はそのご報告をと思い手紙を書かせて頂きました。
今があるのは先生と、先生の研修を受けさせてくれた理事長のおかげだと思ってますので。
あの時先生に救って頂いた言葉で、部下たちを勇気づけていきたいと思っています。
また研修をお願いすることになるかと思いますが、
その際はまた宜しくお願いします。」
辞める寸前の状態だった彼女が、組織の根幹を担う重要なポジションについて今も頑張っていること。
その時の僕の拙い言葉を受け止めて、それを実践し、自分の言葉で部下を勇気づけてくれていること。
本当に嬉しくて、嬉しくて、何度も何度もその手紙を読んでしまいました。
ありがとうございます!
メッセージを伝える「輪」をもっともっと広げていきたいと改めて思わせて頂いたような気がします。
そして、早速ですが、その一環として!
もうすぐ正式にリリース予定ですが(今まではかなりクローズドな仕組みだったものです)、
一般社団法人 全国医療教育協議会認定 プロフェッショナルコンサルタント制度を正式に立ち上げ、
動かしていくことになりました!
3月6日(月) 20時00分~
LINE@ の金森秀晃 公式アカウントで先行リリース予定です!
お見逃しなく!
人事コンサルタント
金森秀晃