仕事のプロセスを見えるようにすると組織が活性化します。
なぜなら、経営から現場に至るまで、
必要なものがタイミングよく見えるので、対処が適切かつ迅速にできるからです。
見えていない組織は、対応が後手後手になり、対策も不適切になります。
最近の人事制度における成果主義は、
結果に至るプロセスをきちんと評価対象にしている組織は体質も強固になっていきます。
(残念ながら、結果主義と履き違えているケースもありますが…)
「視える化」は次の5つに分類されると言われていますのでご紹介しましょう。
1. 問題を視えるようにする。
日常的な法人活動において発生する大小さまざまな異常や問題を
タイムリーに見えるようにすること。
現場レベルが見えないようでは経営全体を見えるようにするのは難しい。
2. 状況を視えるようにする。
法人の活動の現状がどのような状態になっているかを見えるようにすることです。
現状の業務の考え方やルールに則って運営されているか、
どのような経営資源が法人内に存在しているのかを見えるようにする。
3. 患者さまが視えるようにする
患者さまの本音を吸い上げ、見えるようにすることです。
また、吸い上げている過程・結果を患者さまからも見えるようにする。
4. 知恵が視えるようにする。
長年の経験で習得した思考方法やコツを明文化することで、
目に見えないノウハウを伝承する。
5. 経営が視えるようにする。
業務全体の執行を監視・監督する仕組みをつくることである。
適切な情報開示も経営を見えるようにすることに役立つ。
仕事の視える化で組織を活性化させていこう!
人事コンサルタント
金森秀晃