今回は共感力シリーズについてまとめておこうと思います。
FacebookやTwitter、はてなでも大反響だったシリーズ、是非チェックしてみてください。
このブログでは僕が組織づくりを提供していく中で気づいたこと、役に立ったハウツーを書いていますが、その中でも患者さんやご家族・従事者間、どちらにも活用できる技術の一つとして「共感力」を取り上げた記事が溜まったので、まとめてみました。
1、共感力の目的
共感力とは「自分事」にすることですが、単に「しているだけ」では伝わりません。
あなたがそのように受け入れていることを示すことが、患者さんやご家族に安心を与え、悩む他のスタッフの希望になります。
2-1、共感力トレーニング「相手の気持ちを想像する」
「そんなことはやってます!」
まあまあ、そう仰らずに(笑)。そこから一歩進んで、ワンパターンでないケースを考えてみると新発見があるかもしれません(^O^)
2-2、共感力トレーニング「質問をする」
相手と自分は違う、とすればどうすればいいのか?訊いてみてはどうですか?
「わかんないよ!教えてよ!」とごねるのではなく、「もっと知りたいな、ぜひ訊かせて!」と前向きにあなたのことを知りたいんです、と示していくと、相手との関係性が変わってきます。
3、共感を伝える
2、で共感を作るフェーズをやってきました、今度はこれを「伝えて」行きましょう。
あなたがどんなに共感を作ったところで、相手に伝えて、受け止めてもらえないと片思い(笑)にしかなりませんよね。
シンクロしている要素を見つけた時、相手が「共感されている!」と感じてくれます、ではどうするとシンクロを作れるでしょうか。
4-1、自然に共感するには「ツボを押さえる」
ポイントはだんだんわかってきた!じゃあ意識的にやってみよう!
となったとき、どの部分に共感したらよいか、混乱する・考えるから会話がぎこちなくなる・・・
最初はそんなこともあるかもしれません。
この記事はそんなときのポイント!、自然に共感するには、「●●」と「▲▲」を分けるのがポイントです。
ではその「●●」と「▲▲」とは??
4-2、でも、「のめり込まない」
イベント後にスタッフと
「疲れたね…」「うん…」なんて言いあう場面を想像してみてください。
お互いに疲れ切ってしまった感じがしますよね。
「疲れたね…」「うん疲れたね…でも一緒にできたから、もう少しで片付きそうだね!」だとどうでしょう?
最初に「疲れたね」と言った人を否定するのでもなく、でも気を取り直して頑張るぞ!という気持ちになれそうじゃありませんか?
「共感することでどうしたいのか」を決めておいて、共感疲れしないようにしましょう!
5、まとめ
「空気読めないよね」「なんでわかんないのかな」「自分勝手だね」なんて言われてしまう…そんな風にお悩みではありませんか?
これ、僕が現場からよく伺うことでもあります。
ここまでで僕は共感を「作る」とか「テクニックとして身に着ける」とか表現しています。
違和感を感じた方もいらっしゃるかもしれません。
「気持ちって湧き起こるものだから、作った共感の気持ちってニセモノじゃないの?」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
でも、コミュニケーションはフィジカルな処置同様に「技術」なんです。
「技術」は「型」を練習することで身に付き、本物になります。習慣化すれば、それは必要な場で自然と出てくるようになります。
最初から、心の底から共感するのが難しくても、反復練習すれば必ずできるようになります!
加えて、下の記事ではもう一人の「共感すべき相手」にも触れています。
さて、今まで上げてきた「共感力」にフォーカスした記事をまとめてみました。
これらは全てアサーティブ・コミュニケーション研修やハラスメント研修でもお伝えしている実践的な技術です。
是非、反復練習して、身に着けてください。
利用者様、スタッフ、ご家族ご友人、あなたの周辺環境が一変すること請け合いです!
人事コンサルタント
金森秀晃
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