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忠犬ハチ公は飼い主ではなく焼き鳥を待っていただけかもしれない件について

忠犬ハチ公は飼い主ではなく焼き鳥を待っていただけかもしれない件について

先日、科学的研究に基づけば「犬には忠誠心はない」
ということが書かれた記事を拝見しました。

有名な忠犬ハチ公や犬と飼い主との絆を描いたエピソードが
人間社会では溢れていますから、
これは個人的に割とショッキングな内容でした(笑)

そこには、そもそも犬は脳の構造的に
・善悪の概念をもつことはない
・人間社会のルールもは理解できない
・叱られて反省することはない
などなど、なかなか興味深いことが書かれていました。

実際「うちの犬は反省することができる!叱ればしゅんとするもの!」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
これは科学的には、ただ怒られて委縮しているのを
人間が反省していると勝手に解釈しているだけとのこと…

さらには、忠犬ハチ公についても、飼い主だった大学の先生を
亡くなった後もずっと駅で待ち続けていたわけではなく、
好物の焼き鳥をくれる人を待っていた可能性の方が高いというではありませんか。
※亡くなった後解剖した際にはハチの胃袋からは焼き鳥の串がいくつも出てきたらしい。

忠犬ハチ公ファンとしてはなんとも興ざめするというか、
「無駄に」がっかりする気持ちがありますが、
著者は「犬を擬人化してはいけない。あくまで動物であり、常に本能で動いている。
人間側の一方的な思いや価値観で犬と接してはいけない」
というメッセージを込めてこうした情報を発信されているのだそうです。

確かにおっしゃる通りだなと思いつつ、
あれ、この気持ち…「人間同士」でも味わったことがあるな…
と考えるに至りました。

勝手に自分と同じであると期待して、
勝手に自分の解釈で相手が考えていることを捉えて、
その結果に勝手に一喜一憂する

この一連の流れに既知感があったのです(笑)

これを部下育成などに適用してしまうと本当に疲れますし、人が全く育ちません。
(そりゃそうですよね、いわば自分の幻想を相手に押し付けてるだけですから!)

相手は自分とは違う考え方、捉え方をするし、
自分が思ったようには変わることもない。
その事実に向き合うだけで、自分自身も疲弊しなくなりますし、
相手を無駄に困惑させることもなくなるでしょう。

犬を心から愛する方の犬に対するフェアな見解から、
改めて気づきと学びをいただきました。
渋谷の忠犬ハチ公を見るたびに戒めにしたいと思います(笑)

ただ…その一方で忘れずにいたい視点もあります。
それは「科学的に証明できないから」といって「ないもの」と思い込まないことです。
科学で立証できないことと存在しないことは必ずしも同義ではありません。

人間と同じであることを期待せず(人間の幻想を押し付けず)
存在する保証はなくても(むしろないからこそ)
人と犬の絆はきっとあると信じて、
手を変え品を変え愛情や真心を伝え続ける。

それこそが「生きる」ということであり、
他人や自分の人生を輝かせる源泉と言えるのではないでしょうか。
「期待せず信じる」
難しいけれど日々戦っていきたいですね!

人事コンサルタント
金森秀晃

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