CAREER STORY
キャリアを知る

自分が自分でいられる。夢やキレイごとを堂々と言える場所。

キャリアを知るCAREER STORY
PROFILE

定道勇斗(ジュニアコンサルタント)
入社年:2020年6月

たった1年で人生の目標を見失った挫折体験

 大学卒業後、私は幼い頃からの夢だった警察官になるべく、警察学校に入りました。幼い頃名探偵コナンに憧れて(笑)、その勢いで警察官を目指し疑うことなくそのまま走り続けてきたわけですが(正確には、その道を疑うことで目指すものがわからなくなり、不安になることを避けたかったのだと思います)、警察学校での授業がスタートした時からすでになんともいえない違和感、居心地の悪さを感じてしまっておりました。こうした組織で統率を取るためには必要なことだとは思うのですが(現場の緊張感や社会の厳しさ、社会の理不尽のようなものを教える目的もあったのかもしれません)、答えを覚えてテストで書ければ合格、「こういうものなのだからその通りにやりなさい、そうでなければ罰だ」というような教育スタイルだったので、「これは僕でなくても、機械でもよいのではないか…」と思ったことがきっかけでした。またこれは私の力不足でもあるのですが、今思うと、勉強したことがどのように市民の安全を守ることに繋がるのか、どういう警察官を目指すべきでそのために何が必要かということを考える間合いがなさすぎたのかもしれません。
 警察学校を経て、いざ現場に配属されると、その違和感はますます大きなものになっていきました。もちろんすべての方がそうだとは思いませんし、未熟な自分には見えていないところが多々あったのだと思うのですが、警察官としての誇りを胸に職務にあたっているというよりは生活のためにというようなニュアンスで働いている方が多いような印象を受けてしまったのです。また私は刑事に憧れていたのですが、「お前は向いていない」と毎日のように言われる中で徐々に希望が失われ、自己肯定感が下がり、ここにいてはいけない人間のように思えてきてしまいました。お恥ずかしい限りですが、そうこうしているうちに完全に心が折れてしまい、約1年ほどで辞めようと決意しました。
※ 誤解のないようにお伝えしますが、本当に誠心誠意市民の安全・安心のために尽くされている方もたくさんいらっしゃいますし、今にして思えば、違和感を覚えた環境も、私の未熟さ故に前向きに受け止めきれないところが大きかったのだと思います。



夢やキレイごとを、正々堂々と言える場所

 長年抱いてきた夢が儚くも終わりを迎え(笑)、完全に人生迷子になった私ですが、稼がずには生きていけませんから、色々と幅広く60社以上でしょうか…エントリーさせて頂き、少なくとも時間の許す限り10社以上は面接を受けさせて頂きました。ありがたいことにこんな人生ふわふわな私に期待をかけてくださり、複数社から内定を頂いたのですが、その中でも迷わずZACに決めた理由は「キレイごと」を堂々と言ってもいいということに希望をもたせていただいたからでした。警察官時代、夢や志というものは嘲笑の対象のような気がしていたのですが、ZACではお会いするすべての方が堂々と自分の夢や目標、志を語られていました。個人単位ではもちろんのこと、会社としても「すべてはエンドユーザー(患者)のために」ということで、社長をはじめ人事担当者の方や一緒に働く社員の方が同じ方向を向いていることに感銘を受けました。前職のイメージからか、なんとなく夢や希望なんて社会にでたらもってはいけないと思っていた自分にとって、非常に画期的な職場だと思ったんですよね。そういう意味では、あの挫折体験も意味があったのだと思います。
 また、警察官としてのキャリアしかなく、ビジネスマン、コンサルタントとしては新卒同然の私でも受け入れて頂き、「一人前のコンサルタントに育てる」とおっしゃってくださったことも安心材料になりました(実際、この規模では珍しいくらいに研修をしっかりと行っていただき、OJTの先輩からも非常に手厚いフォローを頂きました)。せっかくキャリアチェンジをするならとゆくゆくは起業ができるくらいのスキルを身に着けたい、自分の名前「定道勇斗」で勝負できる実力を身に着けたいと思っていたのですが、そのような話を面接でさせていただいたときも社長から「応援するよ」というお言葉を頂き、現に起業家として必要なことを毎日の業務の中でも教えていただいています。

想像を上回る自分の無力さ

 実際入社してみると、本当にできないことばかりで焦りばかりが募っていきました。本当にお恥ずかしい限りなのですが、今までの受験勉強などの延長で自己流で頑張ればすぐに結果が出せるものだとナメていたのだと思います。例えば、お客様へのメール。いわゆる勉強の延長で文章を書くことには比較的自信があったのですが、ビジネスの上では相手に伝わらない独りよがりの文章になっていたり、メールマナーなど基本的なことができていないことに初めて気づきました。自分としてはこれで完璧だ!と思っても先輩に何度も差し戻し頂き、1通のメールで数回以上修正をかけてようやくお客様に送ることができるというようなありさまです。当時の私はいただいたアドバイスに「文章の構成は悪くないはずなのに何がダメなんだろう?」とか、「そこまで表現にこだわらなければならないのか・・・」と感じ、自分と先輩とのレベルが違い過ぎて落胆していました。今思うと先輩方は途中で諦めずよく私と対峙してくれたなと感謝してもしきれないのですが、当時の私はとにかくできない状態がイヤすぎて内心は「とりあえず、すぐに正しい答えをくださいよ!」と思っていました。かなりナメてますよね(笑)。一応当時の私の考えをお伝えさせていただくと、すぐに答えを教えて頂いたほうが「効率がいい」と思っていたんです。先輩のためにも会社のためにも効率がよくていいでしょうと。確かに効率だけ考えたらそうなのかもしれませんが、もしすぐに答えだけ頂いていたら、どのような視点で文章を組み立てたらよいか、何に気を付けるべきか、誤解を招かないためにはどのような表現にすればよいか、自分で考え答えを出す力は付かなかったと思います。先輩方は安易に「効率」に飛びつかず、自分で考えて動ける力を付けるという「効果」を重視して辛抱強く指導していただいていたのだと思いました。
 また、これは余談ですが、実はすごいことに本件で一度も「怒られた」ことがないんですよ、こんなにナメてたのに(笑)。毎回毎回「この表現だと相手にこういう印象を与える可能性があるから、考え直してみて」など、丁寧に理由付きで教えてくださるわけです。弊社の社長は巷で「キングオブ諦めない」と言われていますが(笑)、その精神がZAC全体にいきわたっているのだと実感しました。

「できていないこと」を発見し続けることにこそ価値がある。

「できないことをたくさん発見できたんだな、よくやった!」

 色々なことがうまくいかなくて、とことん萎えかかっていた時、社長からこんな言葉をかけていただきました。
え、よくやった??!とかなりはてなマークが飛んだのですが、今の自分の限界を超えたときに初めて「できていないこと」を発見できる、つまりそれは挑戦した証であり、「できていないこと」をたくさん発見できたことは偉いということなのだと(笑)。 こんな優しい世界があっていいのでしょうかと思いましたが、でも確かにそうだなと思わせていただき、それ以来「できていないこと」「できないこと」をたくさん獲得してできるようになるためにやり続ければいいのだと思うことができるようになりました。てっきり、できていないことを咎められるか、もしくは、慰められるのかと思いきや、さらにできないことを探しに行く流れになるとは思ってもみませんでしたが(笑)、なかなか得られない学びを得られたと思っています。

 これが一つのきっかけになったのですが、とても印象に残っていることがあります。

「僕が忙しいって言っても、どうせ定道さんまた連絡くれるんでしょ?」

 これは、ある商談の帰り際にお客様からかけていただいた言葉です。当時の私はお客様に複数回連絡を取ることが迷惑なのではと思い込み躊躇する気持ちが強かったのですが、うまくいかないことを発見するの精神で、しつこいと思われない連絡のとり方を工夫するという取り組みを行っていました。でも、あの一言で、「あぁ自分は思い込みでたくさん損をしてきたんだな」と気づけました。連絡を複数回取ることは迷惑だと決めつけて、自分の枠を超えることなく過ごしていたら、このような言葉をいただくことはなかったと思いますし、コンサルタントとして人として一皮剥けることができたような気がして、とても嬉しかったです。

人の心に火をともす人間に

 私の大きな目標は、自分の名前で勝負できる実力を付けて影響力のあるリーダーになることです。そのためにも、今は自分の実際の行動や発言で、希望を与えられるようなコンサルタントになりたいと思っています。
 
 警察官の制服はある意味権力の象徴のようなものですから、着た瞬間に鎧をまとったような感覚になれます。そうした責任を背負い、組織の一員として活躍するやりがいはもちろんあるのですが、そうではなく「定道勇斗」という一人の人間として社会と対峙してみたいと思いました。理由は色々とあるのですが、一番の理由は、母親が付けてくれた私の名前にあります。幼い頃、母親に自分の名前の由来を聞いた際「道(人生)を定めて(決める)、勇気を持って斗(星)のように輝く」という願いを込めて勇斗と名付けたと聞きました。私の中でそれは一つのお守りのようなもので、成長するにつれ自分の人生の理想像のようになっていきました。それを突き詰めていくと、人を導くリーダーのような人間ではないかと思うようになりました。なかなかオフィシャルな場では言いにくい動機ですが(笑)、金森社長は「人の心を動かすのにうまさはいらない。自分の声、言葉をもっていることが重要だ。」と言って、定道勇斗そのものをまるごと受け止めてくださったような気がしています。だからこそ、私も金森社長やZACの先輩方のように、誰かのことをまるごと受け止め、自分の言葉や取り組む姿勢で勇気付けられるような人間になりたいと思いました。
 以前は、自分の名前で勝負すること=起業することだと思っていたので起業が絶対的な目標のようになっていたのですが(笑)、起業することも一つの手段だと分かったので、まずはその選択肢がもてる力をZACで身につけたいと思っています。ありがたいことに、ZACでは今までクレームが一件もないサービスを売らせていただいているので、ここで結果を出せなければ次がないと個人的には思っています。日々、人の命と対峙なさる方々へのサービス提供がメインになるので責任も大きい仕事ですが、まずは自分の人生の目的を叶える第一歩として、この役割を立派に果たせるコンサルタントに成長してみせます!

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