CAREER STORY
キャリアを知る

仕事を通じて人生を豊かに。人として成長できる仕事。

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PROFILE

新藤愛美(チーフコンサルタント)
入社年:2013年8月

マネジメントの原点は、「弱い自分」と向き合うこと。

「新藤さんのことは好きです。
でも、新藤さんといると、なんだか自分に自信がもてなくなるんです。」

 マネジメントを任され、よき管理者、よきリーダーになるために、熱意をもって職務に邁進していた矢先の、部下からの衝撃の告白でした。仕事柄(管理者研修などをさせていただく会社ですから)、リーダーとして果たすべき役割やあり方、部下とのコミュニケーションについては十二分に理解しているつもりでした。それにも関わらず、本来、部下の自己肯定感、自己効力感を高めるという、リーダーとして最も重要な役割を果たせていない自分の力不足に打ちひしがれました。自分の存在が、部下の可能性と生産性を脅かしているかと思うと、「管理者を辞めたい」と思うほど、ショックでした。

「部下に、失敗させてあげたらいいじゃん。」
 気落ちした私に、当時直属の上司だった代表が声をかけてくれました。その時は、どういう意味か、その言葉の真意はよくわかりませんでしたが、確かに、当時の私は、部下が高確率で成功するようなやり方を教えたり、部下が最適解にたどり着けるように支援することに執着していました。部下が失敗しないように、先回りしてあれこれ口出しをする…、冷静に考えると反抗期の子どもから猛反発をいただきそうなマネジメントをしていました。また、もっとまずいことに、それを「100%部下のため」だと信じ込んでいました。

 でも、代表の言葉をきっかけに気づいたんです。それは「100%自分のため」だったと。部下の不手際の責任を取るのは、当然管理者である私ですから、部下に失敗をして欲しくなかったのですね。ある程度経験のある自分なら絶対にやらないだろう失敗を、経験不足の部下がして、自分が責任を負うという事実を受け入れることができていなかったのだと思います。なんだかダサいですね!笑


 それから私は、そのダサい、小心者の自分と向き合うことにしました。「ずるい自分」「ださい自分」「弱い自分」を知り、それを認めること。そういう自分に蓋をして生きてきたものですから、最初は相当な負荷があったのですが、今ではそれも含めての自分だと思えるようになりました。「弱さ」や「ずるさ」を悪として捉えるのではなく、善でも悪でもないフラットなものと捉えることができるようになった結果、人の「弱さ」に対しても随分寛容になれたような気がします。ちなみに以前は、部下の弱さも受け入れられず、なぜやらないのだと正論をぶつけていた、ということにも気付かされました

 マネジメントの原点は、「弱い自分」と向き合うこと。そして、「安全地帯を作って、その中で大いに失敗させてあげる」、これこそがよきリーダーとしてのあり方なのだということを学ばされた出来事でした。

抱いて眠れる商品を売れる喜び

 管理者として自信がなくなったときも、会社を辞めなかったのは、「抱いて眠れる商品」を売れる喜びには変えられないから。

 前職では、商材の特性上、ある程度はやむを得ないということはありましたが、自分が売っている商品に自信をもてずにいました。売る度に、お客様を騙しているような気持ちになって、仕事に打ち込めなくなっていました。学生時代から、仲間と一つの目標を目指して全力を尽くすという自分にアイデンティティを感じていたこともあり、頑張りたいのに頑張りきれない状況に、だんだん精神的にも追い詰められるようになっていきました。

「社会人なんだし、学生のようなことを言わず、地に足を付けて考えよう。」
「嘘も誤魔化すことも仕事の一部。苦痛だけど、それに対価をもらってるんだから仕方ないじゃないか。」
毎日、そう自分に言い聞かせて、無理やりこの現実を受け入れようとも努力しました。でもそうすればそうするほど、自分の心と身体が乖離していくようで、気持ちが荒んでいきました。

 そんなある日、前職のお客様のご紹介で、偶然、弊社の代表に出会ったんです。初めて会ったのに(笑)、図々しくも自分のリアルな悩みを打ち明けました。
「新藤さん、営業は、心を亡くす仕事じゃないよ。」
代表のこの言葉に、当時、新卒1年目だった私は思わず涙しました。人を騙さないと社会人として生きていけないと思い込んでいたんですね。だから、きっと、ほっとしたのだと思います。その時から、金森社長は私にとってのヒーローなんです。笑

 だからこそ、私は、売ってクレームになることがない、100%ありがとうと喜ばれる、この仕事をかけがえのないものだと思っています。それが、いかに難しいことか、よくわかっているからです。絶対に逃したくないですね。笑

 また、私にはその時から決めていることがあります。それは、ZACを大きくして、「抱いて眠れる商品」を扱える幸せな社員を増やす、ということです。そういう意味では、採用活動に関わらせていただくのはとってもわくわくします。

とにかく、チャレンジを後押ししてくれる会社

「よし、やろう。リサーチして報告して。いつになる?」
あまりにスピーディーな展開に、衝撃を受けることもしばしばですが、ZACは本当にやろうと思ったらとにかく動きが早いですね。

 例えば、今までZACには、人事評価制度コンサルティングの仕組み自体はもちろんあったのですが、サブスクで活用いただけるクラウドシステムというものは、なかったんです。でも、ある出来事をきっかけに、即日「じゃあ、作っちゃおうよ。」ということに!笑

 その出来事というのが、弊社のコンサルティング導入を検討頂いていたお客様で、非常に熱い理念のもと、良質なサービスを提供しているお客様がいらっしゃったんです。私は、ぜひ、その会社の仕組みづくりに貢献したくて、一生懸命に提案を繰り返していました。でも、最終的には、クラウドシステムをもっているコンサルティング会社がパートナーに選ばれました。理由を伺うと…
「ZACさんのシステムは大変魅力的だったし、個人的には新藤さんと仕事したかったけど、運用コストを考えるとクラウドは欠かせなかったんだ。期待に沿えず、申し訳ない。」
そう言われました。

 私は悔しくて悔しくて、上司に「やはり、今後のことを考えるとうちもクラウドが…」と言いかけたその瞬間、「じゃあ、作っちゃおうよ。方法リストアップして。いつリリース目指そうか。」という話に!1年程度の準備期間を経て、リリースしたのですが、その即断即決には驚かされました。

 また、こうしたチャレンジの際、上司は裏で確実に責任をとってくれますが、表向きは「責任をとらせてくれる」ところにも愛情を感じます。「あなたの責任でやりなさい、あなたのプロジェクトでしょ」とことあるごとに言ってくれるんです。守るべき部下、としてだけでなく、一人のビジネスマンとして認めて頂いている、信じられているということを感じます。

仕事を通じて獲得した考え方やスキルで、人生も豊かに。

 ここまで読んでいただくと、なんだか、仕事人間なんじゃないかと思われているような気もしますが、実は、仕事で獲得した考え方やスキルは、自分の人生(プライベート)をとっても豊かにしてくれています。

 メリハリは必要ですが、仕事とプライベートを明確に切り分けるのは、よく考えると非常に効率が悪いですよね。仕事で学んだことはプライベートでも活かすべきですし、プライベートでの刺激は仕事で活かすべきだと思います。仕事をお金のために仕方なくやっているものと捉えると、割り切って無になって働く、別の人間として切り分けて考える、というようなことになるのかもしれませんが、仕事は私にとっては「自分という人間を表現する一つの手段」過ぎません。だから本質的には遊びやスポーツと変わらないのかもしれないですね。笑

 仕事は忙しいときもありますし、このままではとってもじゃないけどお客様の期待に答えられないと思って必死に土日に勉強するときもありますが、なんだかんだ、仕事も自分の一部だと思えると、なんだったできる気になってきたんですよね。
デートもしたいし勉強もしたいというときは、当時お付き合いをしていた方に「一緒に勉強しよう!」というデートを提案したりもしました(笑)。でも、そんな過程を経て、仕事の捉え方も含めた自分を受け入れてくれる人と出会い、結婚もできました。
余談ですが、家を借りるときや、家具を買うときなどは仕事の交渉スキルを十二分に発揮し、非常にお得な形でサービスを享受できたりもしています。

 今後は、コンサルティング事業部の方だけでなく、社内の体制づくりなどにもどんどん関わっていきたいと思っています。今まではお客様に対してというところの仕事が多かったように思いますが、最初から決めていた、この会社を大きくして、抱いて眠れる商材を扱える人を増やすんだということについて、改めて取り組んでいきたいなと思います。

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