「仕事中、隙あらば上司の悪口を言う同僚がいてとても困っています。
上司も上司なので愚痴を言いたい気持ちはわかるのですが、
無視するわけにもいかないし、かといって同調するわけにもいかず…
その場を離れることもできず毎日が苦痛です。」
先日、クライアントからこのようなご相談をいただきました。
御本人は中堅職員ではあるものの、
職歴的には自分よりずっと長い方から
その場にいない部長の愚痴を延々と聞かされるので、
だんだん職場に行くのも億劫になってきてしまったとのことです。
確かに、毎日浴びるように愚痴を聞かされていたら、
なんだか気持ちが萎えてきそうですね…
聞くところによるとずっと愚痴を聞かされて困っているということを
課長と部長には報告をしているものの、「放っておけ」と言われて
そのまま放置されている状態ということで、
打開策が見いだせず困っているとのことでした。
本来であれば、マネジメント層の方が
対象者に指導したり環境整備をするべきかと思いますが、
それが望めないからこそ困っていると思うので、
ここでは「上司に提案できる3つの施策」をご紹介したいと思います。
1)集中タイムとティータイム(お話タイム)を設ける
電話対応以外の私語禁止で、作業に集中する時間を作ったり、
逆にティータイム(お話タイム)という緩和の時間を設けることで、
「仕事の邪魔」をされるストレスを軽減します。
2)防犯カメラを設置する
「見られているという意識」がつくので
やたらと愚痴をいうことはなくなるでしょう。
3)席替え、レイアウトチェンジ
しゃべりたいときに良いところにいる、目が合うという人は
比較的ターゲットになりやすいので、
あえて目が合わないレイアウトにしてしまうのもよいでしょう。
他にも色々と効果的な対策はあると思いますが、
今まで効果のあった3つの施策についてご紹介させていただきました。
同僚の私語や愚痴で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
人事コンサルタント
金森秀晃